久しぶりにドラマの話でも。
今クールぶっちゃけROOKIESしか見てなかったんですよね。
そんな中、まさか同じ時間にこの特番ですからね。
「古畑中学生」
ジ●ニ(リュウ役)が古畑任三郎の少年時代役らしいという話は聞いてたんですけどかなり探り探り見ました。
(※記述でお分かりでしょうが、ジ●ニファンの方は申し訳ありませんがブラウザバックお願いします)
やっぱり脚本家ありきだなと思わせる内容でした。
古畑を無理矢理若くさせるのはコナンを無理矢理新一にするのとおんなじで、「旬なアイドルを使えば視聴率がとれる」ってな解釈かと思っていたわけですよ。ごくせんだってROOKIESだって花君だってみんなみんなそうで、でも半分くらいはバカバカしくて結構楽しく見れたりはします。
あと最近思うのはライダー&ミュージカルさん>ジ●ニかなってこと。
あんまり違いはないけど、後者はみんな同じ顔。前者は役によっていくらでもコスプレとなりきりが利くからです。
そして青春モノがウケると踏み切ったCX。
‥でも、三谷さんはやはり違うんだよな。
古畑が転校して来て向島と出会い、ちょっとスカした古畑が少年らしく探偵事務所を開いていくんだけど、不可解な事件が起こる。
昭和の古きよき時代の子供の憧れをまさに表現し、向島には古畑が「風の又三郎」みたいに見えたかも。
だけどここからが違う。古畑は謎解きに成功するが挫折。鼻っ柱をバキッと折られちゃう。そこを救ってくれたのは日常ガミガミ叱る憎たらしい教頭だった。
古畑たちを救った上で浅はかな彼等をしっかりと叱る教頭を自分はポカーンと見ていました。あのシーンは目が離せなかった。
長い台詞。だけどそれは感じない。明確、簡潔、厳しい中に生徒の将来を案じる思いやりが見える。
「知識をつけろ。表だけを見るな。真実を見抜け」
そして教頭は地味に自転車に乗って帰っていくのです。
彼は‥最初から事件の謎も解けていたが黙っていた。半端なく頭のよい人間だったのかもしれない。
けれど田舎の教頭としてひっそり生きて、たまに生徒に煙たがられ、それでも自分を貫いていた。
なんて謙虚な人間なんだろう。
そして、今こんなに威厳のある大人はいるだろうかと思いました。
そしてふと気付く。
教頭の台詞は重い。そして、犯人の大人三人も清濁併せ持ち(犯人も完全悪じゃないし)、淡々とした台詞がかえって恐怖だった。
ここを受け持っていたのはもちろん、三谷さんが信頼を寄せる俳優さんたちだ。
いつもはちょっとユーモラスで、人間くさくて、でも迫力をここぞというときに発揮する。悪役でもみんなキラリと光るのです。
‥じゃあそれに対して主人公だったはずの子供たちはどうだった?
台詞‥少なくありませんでしたか?
古畑の推理もただの説明であり、そこになにかメッセージは?
たくさんカメラには映っていたかもしれない。けれど彼等の台詞は短く稚拙で、見る側が頭で台詞を足していく作業が必要だった(これは面白い作業です。ながら見ではできません)。
それが中学生なんだから当たり前。うちの弟もメールを一行で送り、相手とチャットみたいな事をしていたりする。
古畑は脳内言語は巧みだったかもしれない。けれど無口という設定。
向島は、少年らしく口下手。
あすかはミステリアスな美少女だったが、「ミステリアス」なのはつまり、喋らないから謎めいているだけだ。
ここまでして主人公であるはずの少年たちに喋らせなかったのは、三谷さんの画策では?
だって‥今までの三谷作品でこのぐらいの少年を使ったことありますか?
結局これ、古畑を主人公に見せかけた大人たちの舞台だったんですよ。
他の脚本家だったら最後まで古畑は金田一少年のままだったかもしれない。犯人を見抜いた後に「罪を償え!」とタンカ切らせたかもしれない。
だけど三谷さんは「どんな天才でもガキはガキ。言葉が足りなくてもどかしいとこを表現したい」、そして「立派な台詞はまだ喋りきることはできない」ということで脇を固めた。
この作品、ジ●ニどーの言うファンと現在のドラマに対するアンチテーゼですよ。きっちり表面は見せかけが成功してますが。
ちゃんとした脚本があって、立派な役者がいる。顔は良くなくてもみんな魅力的。
そういうドラマが久しぶりに見れたかもしれない。
だから自分は終わった時に大満足でした。
これをシリーズ化するなら大歓迎ですね!
今クールぶっちゃけROOKIESしか見てなかったんですよね。
そんな中、まさか同じ時間にこの特番ですからね。
「古畑中学生」
ジ●ニ(リュウ役)が古畑任三郎の少年時代役らしいという話は聞いてたんですけどかなり探り探り見ました。
(※記述でお分かりでしょうが、ジ●ニファンの方は申し訳ありませんがブラウザバックお願いします)
やっぱり脚本家ありきだなと思わせる内容でした。
古畑を無理矢理若くさせるのはコナンを無理矢理新一にするのとおんなじで、「旬なアイドルを使えば視聴率がとれる」ってな解釈かと思っていたわけですよ。ごくせんだってROOKIESだって花君だってみんなみんなそうで、でも半分くらいはバカバカしくて結構楽しく見れたりはします。
あと最近思うのはライダー&ミュージカルさん>ジ●ニかなってこと。
あんまり違いはないけど、後者はみんな同じ顔。前者は役によっていくらでもコスプレとなりきりが利くからです。
そして青春モノがウケると踏み切ったCX。
‥でも、三谷さんはやはり違うんだよな。
古畑が転校して来て向島と出会い、ちょっとスカした古畑が少年らしく探偵事務所を開いていくんだけど、不可解な事件が起こる。
昭和の古きよき時代の子供の憧れをまさに表現し、向島には古畑が「風の又三郎」みたいに見えたかも。
だけどここからが違う。古畑は謎解きに成功するが挫折。鼻っ柱をバキッと折られちゃう。そこを救ってくれたのは日常ガミガミ叱る憎たらしい教頭だった。
古畑たちを救った上で浅はかな彼等をしっかりと叱る教頭を自分はポカーンと見ていました。あのシーンは目が離せなかった。
長い台詞。だけどそれは感じない。明確、簡潔、厳しい中に生徒の将来を案じる思いやりが見える。
「知識をつけろ。表だけを見るな。真実を見抜け」
そして教頭は地味に自転車に乗って帰っていくのです。
彼は‥最初から事件の謎も解けていたが黙っていた。半端なく頭のよい人間だったのかもしれない。
けれど田舎の教頭としてひっそり生きて、たまに生徒に煙たがられ、それでも自分を貫いていた。
なんて謙虚な人間なんだろう。
そして、今こんなに威厳のある大人はいるだろうかと思いました。
そしてふと気付く。
教頭の台詞は重い。そして、犯人の大人三人も清濁併せ持ち(犯人も完全悪じゃないし)、淡々とした台詞がかえって恐怖だった。
ここを受け持っていたのはもちろん、三谷さんが信頼を寄せる俳優さんたちだ。
いつもはちょっとユーモラスで、人間くさくて、でも迫力をここぞというときに発揮する。悪役でもみんなキラリと光るのです。
‥じゃあそれに対して主人公だったはずの子供たちはどうだった?
台詞‥少なくありませんでしたか?
古畑の推理もただの説明であり、そこになにかメッセージは?
たくさんカメラには映っていたかもしれない。けれど彼等の台詞は短く稚拙で、見る側が頭で台詞を足していく作業が必要だった(これは面白い作業です。ながら見ではできません)。
それが中学生なんだから当たり前。うちの弟もメールを一行で送り、相手とチャットみたいな事をしていたりする。
古畑は脳内言語は巧みだったかもしれない。けれど無口という設定。
向島は、少年らしく口下手。
あすかはミステリアスな美少女だったが、「ミステリアス」なのはつまり、喋らないから謎めいているだけだ。
ここまでして主人公であるはずの少年たちに喋らせなかったのは、三谷さんの画策では?
だって‥今までの三谷作品でこのぐらいの少年を使ったことありますか?
結局これ、古畑を主人公に見せかけた大人たちの舞台だったんですよ。
他の脚本家だったら最後まで古畑は金田一少年のままだったかもしれない。犯人を見抜いた後に「罪を償え!」とタンカ切らせたかもしれない。
だけど三谷さんは「どんな天才でもガキはガキ。言葉が足りなくてもどかしいとこを表現したい」、そして「立派な台詞はまだ喋りきることはできない」ということで脇を固めた。
この作品、ジ●ニどーの言うファンと現在のドラマに対するアンチテーゼですよ。きっちり表面は見せかけが成功してますが。
ちゃんとした脚本があって、立派な役者がいる。顔は良くなくてもみんな魅力的。
そういうドラマが久しぶりに見れたかもしれない。
だから自分は終わった時に大満足でした。
これをシリーズ化するなら大歓迎ですね!
