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お姫様と魔法使いの、叶わぬ恋。そして、従属関係。
このシチュに憧れる人は多いと思います。ドラクエ4第二章が好きな人はまさにそうですよね?


トッペンカムデンへようこそ・全7巻
プリンセスコミックス・征矢友花(そやゆうか)

【あらすじ】
父の死によって、トッペンカムデン王国の「国王代理」になってしまった王女ローラ。まだ16歳。夢見がちで世間知らず。国一番の魔法使い・レジーはそんなローラを王とは認めず牽制を仕掛けてきますが、ローラは家臣に狙われたり周りの国に侵攻を受けたり‥本当は昔からローラの事がほっておけなかったレジーは、なんやかんや世話を焼く羽目に。しかし、ローラにはある「呪い」がかけられていたのだった‥!!


☆☆☆

お姫様は綺麗なドレスを着て、くるくる回って王子様や騎士を待っているもの‥

だけど「国王代理」となると話が変わってきます。綺麗なドレスがどこから出資されているのか?並み居る大臣の、誰の言葉を信じればいいのか?
そして、周りの国は代替わりして国力が弱まっているトッペンカムデンを狙っています。ローラは怯えているだけではダメ。兵士たちの頂点に立つために鎧をまとわなければいけない時もあります。


お姫様も、大変です。ぽやっとしていたローラも自覚を持ち始め、いろいろなものと戦っていく事になります。

一方魔法使いのレジーは恐ろしい魔力を持ちますが、同時に深い宿命を背負うことに。そんな中でこっそり、ローラの支えになっていきます。
また、ウォルツワルドの王子ラズウェルはローラとの政略結婚を持ち掛けられますが、非常にまっすぐな良い子で、見事なトライアングルが成立してしまいます!

正直、絵が「‥?!」なんですが、読んでいくうちにファンタジー世界にぴったりの絵柄だと認識できるようになります。かわいいものはかわいく、かっこいいものはかっこよく描ける魅力を持っている人です。
とくにレジーの使い魔の「ネズミくん」は超かわいい。

Charaの「カルバニア物語」もそうですが、女性が国の上に立つ苦労がずっしりと描かれている作品です。
やはり媒体がプリンセスなのでどーしても目立たなかった作品でしたが、良作です!とりあえず自分は表紙のレジーでジャケ買いしてます。眼鏡で背が高くて神経質そうなのって、やっぱりツボる!

征矢先生は現在もたしか‥連載中です。単行本が楽しみです。