「ヤンキー君とメガネちゃん6巻」マガジンKC・吉河美希
ついにこの漫画も一年。カバー下にはすごいお方からの応援メッセージがあります。
【あらすじ】
紋白高校に入学した、かなりの不良・品川大地。しかし彼につきまとうのは腕に覚えあるヤンキーではなく、おさげでメガネの委員長でした。でもメガネちゃん・足立花は実はスゲー頭悪い上に‥??
少女マンガ雑誌に「ヤンキーをモチーフにした少女マンガ」が現れ始めましたが、こちらは「少女マンガのようなヤンキー漫画」です。初々しい青春や大地の勘違い(?)、合宿に文化祭などイベントもありますが常にいろんなヤンキーが彼等を狙っているようです。花や凛花などかわいい女の子がいて、大地や千葉・和泉もなかなかイケメン。だけどケンカばっかり。おいしいとこどり。
6巻になって二人も二年生、しかも役職は生徒会に上がっています。
これが普通のヤンキー漫画ならそろそろ幹部に上がっている時期ですね。
今回注目は、花たち生徒会が文化祭を開くことです。地道にポスターを貼るところから始めて‥もちろんヤンキー漫画ですから文化祭を阻止しようとする集団がいたりしますが‥
それよりは大地が文化祭で「ゴミ係」になってしまった事が考えさせられました。
大地は二人のチャラ男を部下に従えてクラスや部活を回ってゴミ袋の設置を徹底します。ヤンキーとチャラ男。こんな地味すぎる仕事、普通は投げ出します。
ところが、3人はむしろ燃え上がってしまうのです。その先の結晶がまたえらいことになりましたが、
なんと、あっという間に文化祭が終わってしまいます。
花たちのクラスの出し物は?女装喫茶は?メイド喫茶は?部活動の出し物は?食い物は?
いわゆる「メイン」がすっぽり抜けていたのです。
同じくジャンプのエムゼロも催しはいくつも出てきたのに‥
実は大地と花、一年のときも文化祭を経ているのですが、大して参加をしていません。
もしかすると来年は濃密に描写するかもしれません。そして作者は「出し物」ではなく「裏方」に焦点を当てたかったのでは。大地にメイド服を着せず、ゴミ袋を持たせた。チャラ男とヤンキーは行事に参加しない生き物と分類されがちですが、やっていく事によって「文化祭を楽しむ」ことを感じとるのです。
「株式会社ラブコットン2巻」でも書きましたが、文化祭の現実と漫画にはギャップがありすぎです。
「クラスで出し物の企画を提出したら10クラス中9クラスがお化け屋敷だった。もう一つはフリマ」
そんな思い出を経験している方、多いと思いますし、自分もそういう文化祭ばかり見てきました。男子シンクロなんて夢のまた夢。
作者も同じような体験をしているから「書かなかった」んじゃないかと‥
そして紋白高校も例年そんな文化祭だったんでは。すると生きてくるのは企画する団体ではなく全ての裏に回り汚れ役を引き受ける「生徒会」なのです。ゴミ出し、客の管理、団体の管理、規則の集約、徹底‥
文化祭で本来見せなければならないのはそっちです。文化祭で目立ちたい人はいても実行委員になりたがる人はいなかったんでは。オイラだって嫌だ。
‥だからつくづく「少女マンガ」って視界がせまいな~と感じてしまう。すぐミスコンオスコンコスプレダンパ、一緒に踊ったらカップル成立‥踊れなくて泣いたりわめいたり。
読者が求めているし、イベントを書けば票も稼げます。だから編集部も書かせようとするのかも。だけど少年マンガで裏方の面白さを見せ付けられては、少女マンガは何やってたんだという気になります。
「ヤンメガ」はヤンキー漫画ですが、突然ゲームの世界で戦ったり渋谷ファイトしたり、話に自由がききます。花と大地が活躍さえすれば何をしてもいい漫画です。これからも広げ幅はあるでしょう。
ヤってれば何をしてもいいBLと同じ。ヤンメガもいつかマグロ漁船に乗るかも(笑)。
ついにこの漫画も一年。カバー下にはすごいお方からの応援メッセージがあります。
【あらすじ】
紋白高校に入学した、かなりの不良・品川大地。しかし彼につきまとうのは腕に覚えあるヤンキーではなく、おさげでメガネの委員長でした。でもメガネちゃん・足立花は実はスゲー頭悪い上に‥??
少女マンガ雑誌に「ヤンキーをモチーフにした少女マンガ」が現れ始めましたが、こちらは「少女マンガのようなヤンキー漫画」です。初々しい青春や大地の勘違い(?)、合宿に文化祭などイベントもありますが常にいろんなヤンキーが彼等を狙っているようです。花や凛花などかわいい女の子がいて、大地や千葉・和泉もなかなかイケメン。だけどケンカばっかり。おいしいとこどり。
6巻になって二人も二年生、しかも役職は生徒会に上がっています。
これが普通のヤンキー漫画ならそろそろ幹部に上がっている時期ですね。
今回注目は、花たち生徒会が文化祭を開くことです。地道にポスターを貼るところから始めて‥もちろんヤンキー漫画ですから文化祭を阻止しようとする集団がいたりしますが‥
それよりは大地が文化祭で「ゴミ係」になってしまった事が考えさせられました。
大地は二人のチャラ男を部下に従えてクラスや部活を回ってゴミ袋の設置を徹底します。ヤンキーとチャラ男。こんな地味すぎる仕事、普通は投げ出します。
ところが、3人はむしろ燃え上がってしまうのです。その先の結晶がまたえらいことになりましたが、
なんと、あっという間に文化祭が終わってしまいます。
花たちのクラスの出し物は?女装喫茶は?メイド喫茶は?部活動の出し物は?食い物は?
いわゆる「メイン」がすっぽり抜けていたのです。
同じくジャンプのエムゼロも催しはいくつも出てきたのに‥
実は大地と花、一年のときも文化祭を経ているのですが、大して参加をしていません。
もしかすると来年は濃密に描写するかもしれません。そして作者は「出し物」ではなく「裏方」に焦点を当てたかったのでは。大地にメイド服を着せず、ゴミ袋を持たせた。チャラ男とヤンキーは行事に参加しない生き物と分類されがちですが、やっていく事によって「文化祭を楽しむ」ことを感じとるのです。
「株式会社ラブコットン2巻」でも書きましたが、文化祭の現実と漫画にはギャップがありすぎです。
「クラスで出し物の企画を提出したら10クラス中9クラスがお化け屋敷だった。もう一つはフリマ」
そんな思い出を経験している方、多いと思いますし、自分もそういう文化祭ばかり見てきました。男子シンクロなんて夢のまた夢。
作者も同じような体験をしているから「書かなかった」んじゃないかと‥
そして紋白高校も例年そんな文化祭だったんでは。すると生きてくるのは企画する団体ではなく全ての裏に回り汚れ役を引き受ける「生徒会」なのです。ゴミ出し、客の管理、団体の管理、規則の集約、徹底‥
文化祭で本来見せなければならないのはそっちです。文化祭で目立ちたい人はいても実行委員になりたがる人はいなかったんでは。オイラだって嫌だ。
‥だからつくづく「少女マンガ」って視界がせまいな~と感じてしまう。すぐミスコンオスコンコスプレダンパ、一緒に踊ったらカップル成立‥踊れなくて泣いたりわめいたり。
読者が求めているし、イベントを書けば票も稼げます。だから編集部も書かせようとするのかも。だけど少年マンガで裏方の面白さを見せ付けられては、少女マンガは何やってたんだという気になります。
「ヤンメガ」はヤンキー漫画ですが、突然ゲームの世界で戦ったり渋谷ファイトしたり、話に自由がききます。花と大地が活躍さえすれば何をしてもいい漫画です。これからも広げ幅はあるでしょう。
ヤってれば何をしてもいいBLと同じ。ヤンメガもいつかマグロ漁船に乗るかも(笑)。

