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たまにはりぼん漫画感想です。明日にはなかよしとちゃおが出るので‥

えー、9月13日にりぼんの人気作家槙ようこ先生の単行本が2冊同時に発売されたんですよ。

これ、りぼんとしては非常に異例で前例がありません。一人の作家で2冊ってなんだ。
連載中の「山本善次朗と申します2」は分かる。
しかし、増刊で書き溜めた読み切り集「14R」はなんなんだ。表題作が書き下ろしだぞ。ありえない。
しかも装丁がオールグリーン。価格、475円ナリ。コラ、講談じゃないんだから値段変えるな。

‥りぼんの崖っぷちな状況ありあり。この二つ合わせてもきらりんやめちゃモテに部数勝てないのが現実なんです。絵のレベルは明らかにこっちが上ですが、誰も読んでくれません。

すでに新古本屋に14Rが三冊あって、やべえ原価で買っちゃったと後悔する始末。

なぜ、こんなにすぐに手放されたのか?

読んでしみじみ。「あー、読者に顔を向けてないよなー」
オイラは面白かったですよ。崩壊したクラスで一人意識を閉ざして生きる委員長の恋。こわれてる中学ってこうだよねと思いますよ。自分も経験あるし。子供がふざけるのは大人に問題あると切り込んでますが、
そうじゃなくて超能力みたいに、子供のもやもやした気持ちが見透かせる大人がいないだけの話。
つか、そんなもんはいない。
向井マサムネが「あんな奴ら相手にできんのになぁんで皆教師にならないんだろ」
とかいうんだけど、教職とるために大学でゼーハーいってる奴をゴマンと見て来た。

免許あってもなれないんだよ!団塊の世代が定年しないから!

「真昼に翔けだす」はさわやか。「ワタクシサマ」は主人公がアイデンティティぶち壊されてそんだけの話(槙本人はこんな友達が欲しいなんていうけどこいつといたら身を削る。自分だったらゆりの言動を吸収した上で切ります。こっちも自由に生きてるんで、振り回されるのはごめん。ゆりもそれで平気でしょうし)。

あと二つは少し昔の作品なのでオーソドックスにできてますが‥

どうも槙先生は現在、増刊で読み切り書けと言われたら「実験作」書いちゃうみたいですね。
(昔は人気作家になったら増刊なんか連載中に書かなかったのに、今誰も増刊買わないからエサの為にかかされてるわけです。ちゃおなら当たり前ですが)

だからあまり恋愛にいかないし、学生のホンネにつっこもうとしてます。

でも‥

なんだろな、前の3作を読んだ後の冷たい感じ。
もともと少女マンガらしいモノローグを使わない人ですが、主人公や主なキャラが全てにおいて読者より超越していて、たまに共感より反感、もしくは困惑してしまう。

こういうマンガが悪いわけじゃない。こういう人がいたっていい。

だけど、りぼんだから。対象年齢小学6年だから。

それに対し「山本‥」は連載作品なので10歳のほたてが主人公で非常に読みやすい話で絵もやさしく描いてあります。
前の作品がコケているので姿勢は慎重ですが、「14R」には先生のホンネがある。でもこんな話ではりぼん読者はついていけない。

明らかに別マ以上の内容ですから。早く動かしてやれよ。装丁がいくら珍しくても背表紙にりぼんちゃんがついている限り幼年まんがなんです。消費者は誤解します。

槙さんまだ30いってませんよね。中原杏・八神千歳・いわおかめめ揃って32歳です。篠塚・もり先生はもっと上。

槙さん、割り切るか動くかどっちかにしてください。

それからいい大人なんだからあんな柱を書かないでください。人に媚びない態度はいいかもしれないけど「りぼんの沢/尻」って呼びますよ。近寄るなオーラ出しまくり。この点では種のほうがずっといいです。

今古本屋にたくさんちゃおの漫画があります(売られているのは一度でも買われた証拠。装丁が変わってからのRMCを見つけるのはかなり難しいです)。全ての作家の柱を見ていただければ一発です。読者への感謝の気持ちが詰まっています。ちゃおの作家はオトナなんです。プライベートだだ流しもしません。不満も書きません。それが規制されているわけではなく、普通に書いているんですよ。プロですよね。