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高校時代、非常に本好きな友達がいました。京極も北村薫も森絵都も銀英伝も、後宮小説も星虫も、殺戮に至る病も、あと外国のファンタジィ(外国のってこう書くほうが正しいような気がする)も教えて貰いました。でもこれは氷山の一角に過ぎず、彼女はいつも書店に行くと「読書メモ」を開いて、買ってない本をチェックして全て拾っていた気がします。書くのは好きだけど読むのは大嫌いだった当時の自分は「なんでそんなに読めるんだ」と思ってました。

で、読んでも1Pでぶっ倒れるような自分でも上記のものは読めたので、この辺はとことん貸してもらいましたが、

一番好きだったのが清水義範さんでした。

星新一さんもいくらか貸してもらい、確かにすばらしいショートショートでしたが、この亜流(失礼)の作家さんは、星さんより書いているショートショートの幅が広い上にある意味「下世話」で、小説なのに腹を抱えるくらい笑わせていただいたことがあります。
たしか国語問題必勝法だったかな‥?

中学英語のバカバカしさを突っ込んだり、タバコを買うためだけに新幹線に乗る男の話があったり、考えさせられる上に馬鹿馬鹿しい。しかも話は短いので文章が苦手な自分でも読める。

というわけで卒業して友達からのルートが絶たれてもなお、清水義範さんの本は「見つければ買う」というクセがついてました。

というわけでこの本です。講談社では最初の本みたいですね。ただ、最近●ブロ本店で見つからなかったので「絶版?」とか思ってますが‥まあ、●ブロだもんな、きっと紀●國屋とかに行けばあるよな‥

表題のお話も非常に切ないですが、自分は小田急線に乗りながら最後に載っている「また逢う日まで」を読んで‥

‥。
電車の中で「参った、どうしよう」と思いました。

是非、この「グローイング・ダウン」を探してみてください。初版が1989年なので、だから店頭にないのかも知れません。注文をすれば取り寄せられるかと思います。あとは古本屋で‥。

なんでこの本を掘り返したかといいますと、ツバキさんのブログ「椿の徒然草」で、すばらしいショートショートを読ませていただいたからです。とくに「9」はワクワクしたので、是非読んでいただきたいです。このSSを読んでふと思い出したんですよね‥

自分もくっだらない振りのホラーSSとか書いてますが、全然ダメですね。やはりショートショートはトリックとユーモアですね。