ゲド戦記を読む。

自分は青をゲットしました。


DVDを売るのにこれだけプロモができるのがジブリですね。すごい。

派手な映像やらで押し付けて見せるのではなくて、「自称知識人」が「自分で求めて得る形」にしたわけですが、

内容を読むかぎりではこれも結局は広告にすぎないし、消極的な押し付けなんですよね。

朝●新聞を読むような、産●新聞を読むような。


でもそれを抜きにしてもなかなか読みごたえもあったし、「批評を先に読む」というのも面白いんだよなと改めて感じます。


自分が初めてゲド戦記に出会ったのは高校一年の時。
いろんな事をいっぱい考えるきっかけをくれたなと思います。

あと2巻と3巻までは読んだのですが‥忘れてしまった‥


だから映画の「ゲド戦記」にどうこういうつもりはないし、試写会当たったのでタダで見ちゃったし、


ぶっちゃけ‥


今までのジブリより面白いと思っちゃったんですよ。

ハリウッドが何故強いか。
そりゃあハリウッドの映画なんて完全にエンターテイメントで、薄っぺらいと言う人もいるかもしれないけど、「楽しい!」と感じられる事ってすごく大切だと思う。最近すっかりハリウッドものは見てなかったけど、「シュレック」見て考えさせられた。あれ、ある意味ジブリよりずっと上だ。

ハリウッドでは作家なんて、「先生」じゃないのです。ただのブルーカラー。みんなでアイデアを出し合ってまとめて脚本にする。

今流行りのアメリカのドラマもこの手法をとっているわけで、シナリオはあくまで集団で作られる「企画」みたいなもんで、その中の人が野心抱いて独立してもうまくいかない。


ジブリがもののけでイデオロギーぶっちゃけ出して、千と千尋になると今度は訳が解らなくなった。
ハウルにはある程度「萌え」があったので楽しめたけど、あれは説明が足りなすぎる。もしくはもっと簡潔にすべきだった。

「ナウシカ」もしくは「カリオストロ」から付き合ってきた人は「ジブリで何が好き?」と問われれば「ラピュタ!」「トトロ!」と答えると思う。

ラピュタはゲンミツにはまだジブリ作品じゃなくて配給からの縛りもあっただろうし、トトロあたりはまだジブリ滑り出しだったから恐る恐るやったんだと思う。だから「表現すること」に非常に慎重だ。主題は伝えたいけど、客の目をどこで引き付けるか、そこに重点があったろう。
だからムスカみたいなすごいやつが出てきたりトトロがかわいかったりするんだろう。

だんだん「ジブリ」としてブランドがついてくると好き勝手しても客がついてくる。シナリオを難解にしても「分からない奴が悪い」みたいな空気が漂ってくる。

難解でもいいけど、とりあえず「楽しく」なきゃだめでしょ。

今のジブリだったらムスカにはあの極悪非道ぶりに理由をつけるだろうし、トトロは口を開けたら血だらけだと思う。


だから‥ゲド戦記は‥


むしろすっからかんでよかった。

動きも単調だったしカメラワークは固定してたし、絵も細密じゃなかった。

アレンは首輪してるしヘタレ受け。でも最後はわかりやすい剣劇をしてくれてドキドキした。

アレンの心の動きも分かりやすかったし、最後はきっちり終わらせてくれた。


だから息子は結構えらいというか、プライドなしで何もないとこからみんなで映画作ったんじゃないかなと。

あれが「ジブリ」だからわんわん言われるだけで、あれに「東●」とかついてたら大絶賛ですよ。


「イノセンス」が当たらなかったのも「シナリオがつまらない」からで、押井さんが一人で作ったからまずいわけで。

なんか今、アニメばっかり難解になってきてませんか?
今の日本の実写、漫画原作だったりドラマの映画化だったりするけど‥


難しいことがなくてもみんな面白い。

というか多種多様で、難しいのも荒唐無稽なのもドカドカ上映されてるのがいい。

昔のホイチョイ一本だった頃に比べたら‥

だって「踊る大捜査線」や「木更津」に文句つける人‥いる?

そういうアニメがもっとあれば、深夜に追いやられなくて済むんだけど。


自分が一番好きなジブリは「耳をすませば」です。柊先生にしてみれば一番肝心な天沢兄を削られたりしてやられたい放題なわけですが、あの青い感じが何とも言えず好きです。

柊先生は何も言えない。むしろ解釈されて同人やられることには日本人だから寛容なんでしょうし。

「原作と違う」と思えば映画と原作どちらが好きか選択すればいい話だし、

すでに世界中で翻訳されてる事自体が「パロディ」なんだし。



だってさ‥


次のジブリ‥


たった一枚原画見ただけで「‥つまらなそ‥」

うおっと。