今、ときめきトゥナイトがセルフカバーされているのはご存知でしょうか。クッキー増刊で「ときめきミッドナイト」として連載されており、コミックスはなかなか売れています。

あのキャラ達が今の時代を生きてますよ。250万乙女の方はぜひ。って、自分は読んでませんが。リアルの時はすでに第二部でしたので。


で、グッドモーニングキスは、りぼんで数年前連載されていた「グッドモーニングコール」の続編なのです。

高須賀先生は初投稿でデビューしてしまった人ですが、当時自分は「なんだこの普通すぎる漫画は」と見向きもしませんでした。あんまりに普通すぎてインパクトがない。なのに連載は何度もやってる。どうしてかなあ‥?

で、りぼんを卒業してからこの人が売れてることに気付く。「なんで?」思わず「グッド~」を古本屋で買います。

主人公菜緒は両親が田舎で農業をするので、田舎がイヤで中3なのに一人暮しを始める。ところが格安で借りたマンションはダブルブッキング。しかも相手は学校で有名なイケメン上原くん。

ところが菜緒はとんでもない天然さんなのです。「じゃあ一緒に住めばいいじゃん」

貞操とかの前に菜緒はとにかく田舎がイヤなのです。おしゃれが好きで買い物が好き。田舎ではそれが遮断されてしまう。

で、イケメンといえども気がないので一緒に住んでもいいやという感じ。

まあ「ところが」なわけですけどね。

何巻か忘れましたが、この先生の原稿の書き方が書いてありました。ネームを描いたら拡大コピーをして下絵を作り、背景やメカ系はアシに書かせている。

‥?

先生‥この漫画の画面は書き込みがすかすかでトーンベタ貼りでコマが大きいんですが‥

それなのに背景すらアシ?じゃあ先生は何を描いて‥?

というくらい、絵が淡泊なのです。

でも、嫌いになれないんですよ。菜緒がほのぼのさんでジトジトした女のバトルもないし、ひどい目にもあわない。

インパクトはないけど、いわゆる「癒し」のある漫画でした。いろんな「ツッコミ所」もあって、

例えば菜緒の親が一切出てこなかったこと、

菜緒の金遣いの荒さにぎょっとしたこと。だって色違いの服とか買っちゃうんだよ?どんだけ金持ちだ。

でも、それにつっこまなかったのは先生の計画のうちだったんではと思います。
ちゃおでもきらりの家族はでてきません(原作)し、親は少女マンガではいらない存在なのです。出てくればトラウマのもとになるだけ。少女マンガの主人公は大人を凌駕するという「夢」を抱えているのです。

いろんなものを削ぎ落としたシンプルさがうけたんではと思います。


ですが!

今回の「~キス」にとうとう家族がでてきてしまうのです!

菜緒たちも大学生になり将来を考える時期。もちろん「結婚」の二文字も出てくる。案の定パパは反対してくるし。

でも、今まで断固として出さなかったものが出ると‥

なんかなあ‥


読んでいて老け込んでしまいました‥だってこれじゃ他のレディース漫画と同じだよ‥


これなら前にやってた「シュガーポット」の方が自然に面白いのですが‥

でも雰囲気がやはり好きですね。とりあえず様子見ます。


紳士同盟はまた‥メタメタというか、この前春田さんの「ラブベリッシュ」で見たような話が載っていて、同じネタしたら雑誌にメリハリがないじゃんか‥と思ったりしました。
作家が好きでプロット書いているのか編集が今流行っているから書けと言っているのかわかりませんが‥

どっちにしろどちらも「発想が貧困」ですね。

もっと殻を破ればいいのに。