翼を広げたプリンセス(ウルフ・タワーシリーズ第4話)感想
翼を広げたプリンセス(ウルフ・タワーシリーズ第4話)けっこう斜め読みしてしまったんだけど、それでも伝わってくる世界観にどっぷり浸かってしまう。一つ一つの文字をしっかり読んでなくても、読み終わった後に、その世界観が思い出せる本って個人的には良い本だと思っています。クライディメーメー!と一緒に旅をしてきました。確かに、クライマックスとしてはこの4話はちょっと物足りなかったのかも?でも、この本は、ほんとにあくまでクライディの日記で、彼女が知りえなかったことは書かれていないし、やっぱりリアルだと思いました。ファンタジーでありながら、現実感を追及しているっていうのが、このシリーズの随所に現れていると感じました。クライディが本当にどこかの世界に存在しているような気がするなあ。この本、子供の頃に読んでたら、クライディの世界の存在を信じ込むのは間違いありません。今でもちょっと信じてるから(笑)では、感想書いていきます(ネタバレありです)。 翼を広げたプリンセス―ウルフ・タワー〈最終話〉 (ウルフ・タワー (最終話)) 1,320円 Amazon ついに、結婚しました! が、なんとなくしっくり来てない様子の二人。でも、アルグルは相変わらずいい人で、クライディの不安も取り除いてくれる。そんな中、ウスタレスが生きていて、みんなを呼んでるとのこと。ロボットで本物そっくりの人を作れるってなったところらへんから、そんな気がしてたよ~。アルグルもヴェンも母ウスタレスへの微妙な感情を抱えながら、会いに行くことに。クライディとしても不安だよなあ。またしても、アルグルと離れ離れにされるし。ウスタレスは、彼女について色んな話が本当にたくさんあったけど、やっぱり全部の真相を聞いてからは、憎めない人だった。トワイライトみたいな人じゃなくて良かった・・・。クライディの出生の真相とかも、明らかにされた。もと奴隷かと思っていたら、本当はもと王族ということで、クライディは純粋な王族だったってこと。これからわかるのは、人には身分とか、血とか関係ないってことなのかなと思った。クーデターで何度も王族と奴隷の立場が入れ替わってるっていうと、クライディも王族かはわからない。(本人はそんなこと気にしてなさそうだけど)だから、王族だからって神聖な感じがするとか、その血がつながってるからってだけで、ずっと上下関係が続いていくとか、本当にばからしいんだなと思った。これは現実世界のことでも一緒だな。もっとも、王のようなリーダーがいることはとても良いと思う。それでも王はその尊敬に値する人物でなければならないから大変だと思うけど。人々にとって、誰か尊敬できる人がいるっていうのは重要なことだと思うな。・・・ウルフ・タワーの話に戻って、ウスタレスの庭でアルグルと再会したクライディ。クライディよりウスタレスなのではないかとちょっと心配だったみたいだけど、まっすぐクライディのところに来てくれたアルグル。ほんとすばらしいなアルグル(笑) 安心感くれて、やさしくて、かっこいいな!!最後、アルグルはハルタに戻ることを決意。ちゃんとハルタに戻れて、結婚式もやり直して、幸せになったのかな。きっと、クライディが続きの日記を書いてないってことは、ハルタに戻って幸せに暮らしてるんじゃないかな。アルグルがまたリーダーに戻って、ハルタを率いていくと思うと、良いよなあ。それでこそ、ハルタって感じ。クライディに対する誤解もアルグルと一緒なら、解いていけれそうだし。というか、みんながあんなにクライディに対して怒ってたのは、やっぱりアルグルがハルタを出ていっちゃったせいだと思う。ハルタを巻きこみたくなかったからとはいえ、もう少しなんとかできなかったのか(笑)でも、やっぱりクライディのために、ハルタでの地位も、家族も全部捨てて助けに来てくれたアルグルは、かっこいい。感動する。ほんと、ハッピーエンドだった。個人的にはハッピーエンドが好きです。良かったああ~。いつかは家の本棚に加えるつもりです