ウルフ・タワーの掟 第1話(ウルフ・タワーシリーズ)
何かのおススメで目にし、読んでみました!
著者は、タニス・リー。
タニス・リーはファンタジー作家として有名ですが、これまでその作品を読んだことがありませんでした。
ウルフタワーの掟は、2005年出版?!
なぜいままで気が付かなかったのやら(笑)
まず、私は「狼」が好きなので、ウルフタワーと聞いて、なんとなく面白そうだ!って思いました(笑)
おススメでは、ドキドキするからおすすめって聞いた気がします(タイガースカースみたいな意味で)。
その通りでした。
一言でいうと、恋愛ファンタジーですね!
ちなみに、物語は、主人公クライディの日記という感じで進んでいくので、一人称が苦手な人には向いていません
逆に、「プリンセス・ダイアリー」などの日記系が好きな人におすすめです
ちなみに、個人的な感覚としては、普通のファンタジーとは違って、「約束のネバーランド」や「進撃の巨人」にある設定のように、何と言ったらいいんでしょうか、設定とすれば、世界が小さい町とかに分断されてて外の世界とかがわからない系?(まあ分類分けすること自体おかしいのかもしれないですけど)でした。
なんかよくわからないルールに縛られて、快適だけど、外の世界を全く知れないって、なんかちょっと不気味ですよね。
クライディは、そんな<ハウス&ガーデン>で女中として、意地悪なプリンセス?に仕えていましたが、なんやかんやあって、そこから逃げることになります。
以下例のごとくネタバレしながら感想書きます。
ウルフ・タワーの掟―ウルフ・タワー〈第1話〉 (ウルフ・タワー (第1話))
1,320円
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表紙の絵が可愛い!
いや、なんでしょう、出てくるのがイケメンばかりで、面白かったです(笑)
ネミアン、最初現れた時は、この人とのラブストーリーなのかって思いましたけど、
だんだん気に入らなくなってきて、ちょっと嫌でした(笑)
欠点にクライディも気づいてるのに、惚れた弱み?で目をつぶろうとしてしまう。
イケメンなのはわかるけど、なんとなく性格とかがいやだなっていうのが出てきます。
クライディ、こいつはやめとけよって感じ(笑)
そこへ登場!アルグル!
ただただ最初は怖い人っぽかったけど、あとから見返すと色々伏線が!
かっこいいやん!!!
運命だっていうのも素敵だし、ハルタの感じがとても好き。
ハルタのみんながアルグルのこと応援してるのとか。
ブラーンとかも。
アルグルはすごい頼れるリーダーで、みんなから慕われてて、本当に素晴らしい(笑)
鳥族?の人たちから助けに来てくれた時も、クライディのためにすぐ行動してくれたんだし、最後だって・・・
ネミアンは第一印象良かったけど、どんどん落ちてって、アルグルはその逆だったな。
ネミアンが、クライディに一緒に来てくれって言ったとき、行くなーって思ったけど、本のタイトルが「ウルフタワー」だし、行くしかないのかって絶望してしまった(笑)
アルグルの申し出断って、つらかったな。落とした指輪も!!
客観的に見たら、なんで!!ってなるけど、日記読んでるとクライディの気持ちもわかる。
まだ16歳だし、リアルな感じだな。
そして、どんでん返し?ラストは、ネミアンの本性がわかって、だまされてたことが判明する。
なんてやつだよ。
でもウルフタワーの掟考えると、可哀そうなのかもね。
本のタイトルがウルフタワーの掟だからって、もうアルグルと会うこともなく、ウルフタワーで終わりってことないよね??ってめっちゃ心配した。
あんな別れ方をしたアルグルが助けに来てくれて感動した。
めっちゃ良いやつやん。
ハルタのメンバーが好き(二回目)。
クライディは勇気があって、良いんだよな。あのまま逃げても良かったのに、ウルフタワーの掟を壊すために、できる限りのことはしたんだから。
悪しき風習が終わるかはわからないけど・・・。
アルグルとこれからどうなるのかドキドキですね!
でも、クライディのお母さんがこの世界のどこかにいるってことと、アルグルのお母さんも幼いころに亡くなったって聞いてから、二人が兄弟の可能性を考えてしまって、こわい。
杞憂で終わりますようにー!!
そんなことないよね??
恋の話に無駄な障害必要ないから!!!(物語上必要な時はあるけど・・・涙)
ウルフタワーの掟、これから4話まであるということで、すぐに図書館で予約してしまいました!
まだまだ謎が多いですもんね。4話完結を見据えたタイトルだったのか・・・。
もっと早く出会ってればよかったのにとは思いましたが、逆に今読んでるから、もう最終巻まで出版されてて待たなくていいのは良いですね
でもいつものように、誰とも感想言いあえない(笑)
とにかく、面白かった!!
続きが楽しみです!!!