こんにちは
普段は猫様の刺繍ばっかりやっているえざきです。
「薬屋のひとりごと」アニメ化に伴い
興味を持って小説を読み始めたことをきっかけに
読書習慣がついて、たくさん本を読んでいるので
備忘録読書感想文を書いていこうと思います
ネタバレ要素はなるべく含まないようにしたいと思っているので
内容を詳しく知りたい方には向きません
ご理解くださいませ。
[前回の記事]
※1〜4巻を読まないで急に5巻から読もうと思う人はいないと思うので、1〜4巻に対するネタバレ的な内容は含みます。ご了承ください
●5巻
[猫猫と壬氏の巻]
養父・羅門が宮廷勤めになったため、壬氏付き下女勤めから花街の薬屋勤めに戻った猫猫と、
後宮管理人から皇弟という立場に戻った壬氏。
本来関わり合うことのない身分同士であり、猫猫も もう会うことはないだろうと思っていました。
しかし、粘着質・壬氏の片想いは そう簡単には終わらない。
壬氏の顔面偏差値を手に入れたい猫猫の義兄・羅半まで味方につけて色々画策し、それに猫猫は翻弄されることになるのです。
最後まで読まなければ ほわほわうふふっ♡ の少女漫画感を楽しめる巻です。
みんな大好き陸孫登場!
この巻の好きな一節|今までで一番息が合った瞬間だった。
余談ですが、この表紙が1番好きです
●6巻
[馬閃と里樹の巻]
前巻で玉葉の故郷・西都へ出張していた面々。
出張先でも まだまだ事件は続きます。
無事に解決して帰路に着いたかと思いきや…
着いた先でも猫猫、里樹、それぞれの身に またもや降りかかる災難は続くのです。
無事に帰宅することは出来るのか、そして、馬閃の活躍はいかに。
噂の絶えない羅半兄、現るっ!
この巻の好きな一節|そうだ、私は勘違いしていたようだ
●7巻
[猫猫新生活の巻]
宮廷にいる壬氏と花街にいる猫猫の伝達役をしていた馬閃ですが、大怪我により休養中であったため、皇帝付きに戻っていた高順が久しぶりに猫猫の元にやってきます。
高順がただただ手ぶらで猫猫の元にくるわけはありません。
目的は新しい職業の斡旋のためでした。
なぜ高順は そんなことをしにきたのでしょうか?
そして、砂欧からの来賓は、なぜ茘国にやってきたのでしょうか?
不審者羅漢が見られます
この巻の好きな一節|雪の中に消えて、そのまま見つからなかった娘を。
●8巻
[玉葉の巻]
宮中では碁が大流行⭐︎
碁といえば、流行らせたのはもちろん あの人!
碁大会が開催され、目玉勝負が見られます。
高順の家族も続々と登場し、とても活気あふれる巻ですが…。
水面下では何やら不穏な空気も漂います。
精神的に追い詰められる玉葉、そして壬氏。
2人の決意が見どころです。
そしてもちろん、水面下で羅半、頑張る
この巻の好きな一節|この被虐趣味野郎だが
5〜8巻まで読んで欲しい理由
仕事に恋に、友情に。
このステージは少女漫画要素が強めのリア充系の内容になっています。
特にこの巻をまとめた理由としては、周囲からの圧を受けながらも、どうしても猫猫を妻にしたい壬氏の苦悩が描かれているのが5〜8巻だからです。
結婚適齢期〜行き遅れ に差し掛かっている壬氏と猫猫。
壬氏が皇弟という立場に戻ったことで、妃選びが避けられない問題になってきます。
どうすれば猫猫が手に入るのか と、壬氏の行動により、壬氏と猫猫の関係性が変わっていきます。
そして、追い詰められた壬氏は8巻では猫猫を妻にすべく外堀を埋めていきます。
目次の通り『王手』をかける壬氏に、それに付随した玉葉の決意。
今後に繋がるこの大きな行動に、衝撃を受けること間違いなしです!
[余談]
宮廷に行くと猫猫に同世代のお友達ができるので、おばちゃん読者としては安心出来ます
ただ時代設定的に お友達と上手くいくだけでは終わらず、苦い気持ちも飲み込まなければならない展開が多いので、胸が締め付けられます。
一方、羅門と一緒にいる時間も増えたので、甘える猫猫の姿が見られるところもほっこりします
私的には羅門と羅漢のやりとりがツボです。
馬閃と羅漢のキャラ崩壊が著しく、この方々には幸先不安しかありません。
壬氏には最初から不安しかありません。
■この巻まででプロットが全然違う展開の話
8巻真ん中あたりに来るであろう お話
5巻は大きく加筆修正されているので
〜8巻プロットが全体的に変わっている。
その中で全くなくなった話をピックアップ。
このお話は割と好きで
その中でも特に「矢毒」は残して欲しかったなぁと思う展開です。
壬氏の「むふー」な感じと、何かに気付きかける猫猫をラノベでも見たいな と。
ちなみに矢毒の件は実際あった話として壬氏は報告、
猫猫は知らなかったという展開に変わっています。