こんにちはにっこり

普段は猫様の刺繍ばっかりやっているえざきです。


読書習慣がついて、たくさん本を読んでいるので

備忘録読書感想文を書いていこうと思いますニコニコ


ネタバレ要素はなるべく含まないようにしたいと思っているので、内容を詳しく知りたい方には向きません真顔

ご理解くださいませ。




今回は 日向夏著〔なぞとき遺跡発掘部〕

現在3巻まで刊行中ですので、3巻分まとめて備忘録を付けていきたいと思いますにっこり
3巻刊行中とはいえ、お話の内容は1巻ごとに完結しており、今後続編は出ない可能性が高いと思われます。


概要

舞台は福岡県あさくら市

極貧大学生の田中灯里考古学を専攻しています。

考古学専門の西枝教授やインテリゴリラ系イケメンの古賀先輩らと共に、遺跡の発掘調査アルバイトで学費を稼ぐ日々。

運のない残念キャラの西枝教授とは反対に、灯里は運が良く、発掘現場でも貴重品を掘り当てることが多いため、西枝教授からは期待と妬ましい視線を送られています。


しかし、その運の良さは必ずしも「幸運」とは言いがたく、事件に関係するようなものを見つけてしまうことも。

遺跡発掘・そして事件解決!のため、駆け回る女子大生のお話です。




●1巻|卑弥呼様はどちらにいますか?
西枝教授の知り合いのドタキャンにより、発掘現場に駆り出された灯里たち。
遺跡の発掘はどのように行われるのか、どんなものが掘り出されるのか、分かりやすく書いてあります。
そして西枝教授の期待通り、灯里はあるものを掘り当てることになり…。




●2巻|甕棺には誰がいますか?
しかし、その掘り当てられた2つ甕棺は、それぞれ違う年代の人骨が入ったものが、同じ年代の地層から掘り出されたことで、西枝教授が偽装したのではないか?と疑いをかけられてしまいますが…。

昔、死者が出たという現場の発掘現場で作業をすることになった灯里たち。
そこには「調査を止めろ!呪われるぞ!」というチラシが貼られており、周辺住宅にも同様のチラシが投函されていました。
どんな現場だったのか調べようとしますが、なぜか図書館にある発掘資料も一部行方不明になっていて…

最初から事件の匂いがプンプンする現場でのお話です!



福岡色強い作品

作者の日向夏先生が福岡の方ということもあり、地元の方だからこそ 書けるような内容になっているかと思います。

前面的に福岡を推しているからなのか、九州民からの支持が熱いようで、九州出身の夫も発売当初からこの作品を知っていたようです。


発掘作業について無知だった私ですが、この作品は発掘現場での作業の様子も分かりやすく書かれているため、どのようにして行われるのか想像出来ました。
(その後博物館にて発掘シミュレーションのモニターがあった時、知ったかぶって子どもに説明することが出来ましたにっこり

あくまでフィクションではありますが、遺跡が近いような場所に住んでいる方は、こんな生活を送っていたりするのかな?と楽しみながら読むことが出来ましたニコニコ

日向夏先生らしく、このお話も個性豊かなキャラクター揃いです!
先生やゼミメイトはもちろんのこと、エキストラキャラまでもキャラが立っています。
そこに事件を解く鍵が隠れている…かも?


発掘に携わることは少ないと思いますので、ぜひ読んで新鮮さを味わってみてください♬




日向夏先生の別作品備忘録