こんにちは
普段は猫様の刺繍ばっかりやっているえざきです。
「薬屋のひとりごと」アニメ化に伴い
興味を持って小説を読み始めたことをきっかけに
読書習慣がついて、たくさん本を読んでいるので
備忘録読書感想文を書いていこうと思います
ネタバレ要素はなるべく含まないようにしたいと思っているので
内容を詳しく知りたい方には向きません
ご理解くださいませ。
今回は 日向夏著〔不死王の息子〕
不死王の息子とは
現代日本で人間や人外(人間に近いけれど人間とは異なった生体をもつ)が共生している世界観。
その中で不死の能力を持つ人外が主人公のクラスに転校してきたことで物語が始まる。
死亡フラグを立てまくる不死王の息子・不死男と、フラグを折るために奔走する主人公・由紀子のお話。
読んだ理由
実は私、ホラーは好きではないので表紙からして乗り気ではなく
日向夏作品を読み漁る途中で「繰り巫女あやかし夜噺」のレンタル待ちの繋ぎで、図書館で新しく著増されていたので半ば仕方なく借りてみました(笑)
こちらを読んでから小説家になろう掲載分を読破。
結論。めちゃくちゃ面白かった。
(文庫・小説家になろう分まで読んでの感想)
面白いと感じた理由
文庫1巻はプロットの17話くらいまで書かれていて、1カ所大きな加筆はありましたが、だいたいプロット通り進んでいます。
日向夏作品お決まりの、加筆部分が良いお話なのでライトノベルの方がオススメです。
不死王の息子はライトノベルの帯にも書かれているようにコメディ要素が強く、小説家になろうの冒頭はかなり軽いノリです。
しかし、ライトノベル版の加筆部があることで
由紀子の行動が より由紀子らしく、軽いノリに少し深みが増したと感じられました。
とはいえ まだ1巻しか出ておらず、そろそろ2巻を期待しています。
ジャンルはホラーとはいえ、怖いお話ではなくグロいお話の方が強めの内容です。
何と言っても、これまでに類を見ないほど不死男達が死にまくっていますので…
描写がキツめのミステリーの雰囲気です。
ホラーが苦手な私でも、強烈なキャラ達がわちゃわちゃしてくれているおかげで、ジャンルの暗さを打ち消し、面白く読めたのだと思います
◾️ 日向夏節が効いている
不死王の息子は薬屋のひとりごとが好きな人に オススメしたい作品です
同じヒーロー文庫作品という事もあるのでしょうが、
(1番長い連載の薬屋を基準と考えて)
日向夏節が効いている作品だと思います。
どちらの作品も癖の強いキャラ達が大渋滞!
この癖の強いキャラが大渋滞って感じが好きなんだよね
薬屋のひとりごととの恋愛観比較
癖が強いキャラ×温かい愛のあるストーリー進行
が日向夏節だと思いますが、
そうじゃない!という
薬屋のひとりごとは壬猫一択で推してるという方的には、
不死王の息子の恋愛観はどうなの?と気になる部分かと思います。
主人公はもちろん恋愛に疎い女子。
(うん、好きよ、夏さんのそーゆーとこ好き。主女子が死ぬほど恋愛に疎いキャラ生み出しがちなとこ。)
◾️猫猫の場合
・自分に興味がないので好意に疎い部分がある
・面倒だと察知して無意識に気づかない様にしてた
・擦れた空気に晒されて夢を抱けなかった
◾️由紀子の場合
・ガチで恋愛という物を知らない
・興味もないウブ
(時代設定と年齢のせいな部分もある)
・うん、ただただ可愛い。
対して男共。
◾️壬氏の場合
・天然でやらかしがち(見た目は大人、心は子ども)
・距離感バリバリおかしい
・変態
・見てて「うわぁ…」ってなる
◾️不死男の場合
・やってる事は壬氏と何ら変わらない
・が、それを表に出さず、さも「天然です!」感演出
・計算高い男(見た目は子ども、年齢は不死者)
・恋愛以外の場面では「うわぁ…」としかならない
壬氏は見かけ倒しのプレイボーイでしたが、不死男は本物のプレイボーイ。
その違いが吉と出るか凶と出るかは…あなた次第
余談ですが、物語を読んでいる最中にラジオから流れて来た幾億光年(Omoinotake)が やたらこの作品に合う❗️と思いました。
興味が湧きましたら ぜひ読んでみてください
獣王の息子とは
続編の獣王の息子に関しては
不死王の息子の時代のおよそ50年後のお話。
不死王の息子より獣人がたくさん出てくるのでキャラデザ(イラストはない)が可愛いです
猫好きとしては嬉しい内容です。
夏さんが猫好きで良かった、万歳
こちらは一応キリのいいところで更新が止まっていますが、未完のようです。
今後書籍化にあたって更新されるかも知れないので楽しみに待ちたいと思います
オススメの未完作品
不死王とは全く関係のない
も面白いのです。
こちらもまた未完のまま更新されておらず
今後どうなるか分かりませんが、先が読みたい作品です。
こちらも同様に、キャラの癖が強い作品なので
ヒーロー文庫あたりで いつか書籍化を期待…
#〇〇の復活を信じてる はまさに「更新の復活を信じてる!」
癖が強い作品繋がりで載せてみました♬