ピュアな心で、

完了形で書いた夢は

叶いやすいという。

 

たとえば、

小学生の卒業文集に

書いた将来の夢。

 

「○○になる」って

言い切って書いていた人は、

だいたいその通りになってるんだって。

 

 

私が10歳の時に書いた

将来の夢は「漫画家」だった。

 

中学生になって、

絵よりも文章のほうが

向いている気がしてきて、

 

夢は漫画家から

「小説家」に変わった。

 

 

その頃の夢を私はずっと

追いかけながら生きてきた。

 

高校は理系だったけれど、

文転して文学部に入った。

 

小説を書く時間が欲しかったから、

就職活動はせずに非正規の職に就いた。

 

 

十代の頃は、とにかく物語が

書きたくて仕方なかった。

 

スキマ時間を見つけては、

飽きることなく書き続けた。

 

 

でも、文学部に入って

「傑作」を書こうとし始めたとき、

急に書けなくなってしまった。

 

いや、書き始められはするけど、

続けられなくなったんだ。

 

こんな駄作を書いていてもしかたない。

 

書きかけの原稿の山ばかりが

段ボールに溜まっていった。

 

 

私は自分の夢をグーで

握りしめすぎていた。

 

夢を追いかけることがもはや

私には足枷(あしかせ)になっていた。

 

今ではわかる。

 

グーで握りしめているうちは、

夢は叶わない。

 

 

 

 

 

一方で、何の努力せずに

ひょいと叶ってしまった夢もある。

 

私、人前で歌ってみたかった。

 

でも、自分じゃ作曲できないし、

カラオケで気持ちよく歌うのが

せいぜいだろうなって思ってた。

 

Facebookを始めたとき、

つながってるのは呑み友達ばかりだったから

恥ずかしげもなく酔っ払って

アカペラで歌う動画をUPしていた。

 

それを見ていた

ミュージシャンの友人に

「前座で歌って」と言われる。

 

そしたらいつのまにか

バンドになっていて、

ライブハウスで歌っていた。

 

 

 

なんの努力もせずに。

 

 

そうそう、私、

芝居もやってみたいと思ってた。

 

大学では演劇サークルに

入るつもりでいたんだけど、

昔役者をしていた当時の恋人に

とめられて辞めたんだっけ。

 

 

私の唄は、芝居じみていて

面白いと言われていた。

 

そうだ、私は唄いながらいつも

歌詞に描かれた主人公になりきっていた。

 

歌う姿を見ていた劇団の

プロデューサーに推されて、

いつのまにか芝居もやっていた。

 

 

 

そう、なんの努力もせずに。

 

 

思えば叶ってきた夢って、

どれもなんの努力も

していなかったことなんだ。

 

今やってるサイキックリーディングだって、

何の努力もせずにすぐにできるようになった。

 

 

努力をしない……というよりは、

「叶っちゃったらウケるよね」

っていう、冗談半分のこと。

 

やってはみたいと

思っていたけれど、

 

まさか自分が「歌手」だなんてね~

「女優」だなんてね~

「霊能者」だなんてね~

 

本気でなっちゃったら、

超ウケるよね~

 

って思ってたことばかりが

スムーズに叶ってる……!

 

 

「歌、下手だよな」って言われても、

「大根役者よね」って言われても、

「霊能者? 詐欺でしょ」って言われても、

 

そんなに傷つかない(少しは傷つく)。

 

だって、やってる私が

冗談みたい!って思ってるし、

なんの努力もしてないし。

 

 

でも、「小説家」はどうか。

途端に私の波動はカタく重くなる。

 

「文章下手ですね」って言われたら

烈火のごとく怒る!

そしてモーレツに落ち込む。

 

 

「小説家」って名乗りたいから

頑張ってKindleで出版をした。

 

 

 

 

でも、「小説家」って

名乗るのが恥ずかしくて仕方ない。

 

それでも二十代の頃は勢いで

「小説家です!」って名乗ってたけど、

今はとても躊躇してしまう。

 

涙が出るくらい、

恋い焦がれている夢。

 

 

駄作を発表して、

「あいつ口ばっかりで

 ろくな小説書かない」

なんて言われるのが恐ろしい。

 

プライドばかりが高くって、

他の人と切磋琢磨しよう

なんていう気持ちにはなれない。

 

まるで、中島敦の「山月記」。

このままでは私は虎になってしまう。

 

 

夢をクソ真面目に

追いかける度に挫折する。

 

そうして私は、他の

「やりがい」に逃げようとする。

 

 

図書館コンサルタントとして

一流になれば、夢は忘れられるだろうか。

 

忘れられなかった。

 

憧れの舞台の上で

スポットライトを浴びていても

忘れられなかった。

 

サイキックリーダーとして

大成する覚悟はできたが、

霊能者として名を馳(は)せても

また私は、この夢に引き戻されるだろう。

 

未だに固く、グーで握りしめている。

大事にし過ぎて、握りつぶしそうだ。

 

 

いかん、いかん。

もっと肩の力を抜こう。

 

もっと冗談みたいに、夢を語ろう。

 

 

 

カッコ悪いけど、私には権威欲がある。

名声を得たい。有名になりたい。

もっともっと、ちやほやされたい。

 

カッコ悪い自分を、もっと見てもらおう。

 

🌟みあんご🌟

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