20代のときの恋人は、
18才年上の40代だった。
 
ことにおよぶ前に彼はいつも

アダルトビデオを見たがった。

 

「そうしないと、たたないから」と言う。

40代の男って、みんなそんなものなの?

 

それとも、私によっぽど

性的魅力が無いのだろうか……

と、20代の私は思い悩んだ。

 

 

あの頃の自分の肩に手を

置いて言ってやりたい。

 

いいや、君は若いけれど、

そのままでセクシーだよ。

何も繕おうとしなくても。

 

 

AVの延長線上のプレイ。

ネットでしか買えない下着。

刺激が強くて痛いだけのおもちゃ。

 

彼の好みに応えようと必死だった。

 

従順であることだけが

若い私の取り柄だと思った。

 

そうしないとその男を、

もっと大人で魅力的な女性に

盗られてしまうと恐れていた。

 

 

 

 

アダルトビデオ。

それは、男が男の

ためにつくった夢物語。

 

AVの延長でするセックスは、

ほとんど彼にとっての

オナニーみたいなものだった。

 

私は転がってるだけのドール。

彼のための従順な着せ替え人形。

 

そんな扱いでも私はうれしかった。

彼に求められていることが。

 

 

ああ、でも。

 

それは結局、私が私の価値を

認めていなかったということだ。

 

彼によろこばれるなら。

そばにいてもらえるなら。

 

こんな私でも。

 

 

私は、自分のして欲しいことを

彼に頼んだことがあるだろうか。

 

たぶん、なかった。

 

 

尽くすだけの恋には

やがて限界が来る。

 

その男とは7年続いた。

 

最後の頃には彼と過ごすことに、

なんのよろこびも感じられない

自分に気がついてしまった。

 

 

男に認められなければ、

自分の価値がわからなかった。

 

そんな若い季節が

終わろうとしていた。

 

男の幻想の中には生きられない。

私は現実に生きる女という

生き物なのだから。

 

みあんご!

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