皆様ハッピー・ハロウィン☆
懲りずにアーサー短編。
さあ!ハロウィンでも元気にアーサーとラブラブしましょう!←
注意
人命呼び
アーサー落ち
駄作
ヘタリア創作小説
以上がOKな方はおすすみくださいませ!
それでは皆様、よいハロウィンを!
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宵闇の街に素早い影が走る。
隠れていたコウモリ達が騒ぎだし、宙を舞う。
ギィィ…バタン!
古い扉の音がして目が覚め、天井を見上げるとそこには…
「………何してんの?
アーサー」
一体どうやって天井に張り付いて居るのやら。
「今宵はお前の血を頂きに…」
「カッコつけてないで説明しなさい!」
チッ!と舌打ちをしながら天井から降りてくるアーサー。
今は日付けが変わったばかりの夜中。
真夜中に起こされて不機嫌なのを抑えつつ、もう一度聞く。
「説明…しなさい」
「トリックオアトリート…」
ぼそりと呟いたその言葉を聞いて、耳を疑う。
確かに日付けが変わってハロウィンにはなっているが、こんな真夜中にやらなくても…。
「はぁ…ちょっと待ってて。
クッキーが残ってたはずだから。」
そういって部屋を出ようとするとパジャマの裾を掴まれる。
「…俺は今すぐ欲しいんだよ…」
「え?だからちょっと待ってて…」
「いやだ」
「えー?!」
どうしろと言うんだ。
私は部屋にお菓子は持ってこない主義だから部屋には無い。
となると取りに行かなければならない。
それが嫌で今すぐ欲しい…。
「お菓子が無いならイタズラだな?」
ニヤリと笑うアーサーに恐怖を覚える。
こ れ は ま ず い 気 が す る !
急いで部屋を出ようとするも、アーサーにあっさりと捕まり、ベットに押し倒される。
「トリックオアトリートの意味は分かるよなぁ?」
耳元で囁かれ、体がビクッと動く。
「お、お菓子かイタズラか…」
「よく出来ました。
お前は俺にお菓子を渡せなかったからイタズラだな。」
柔らかな金髪が私の顔に近付く。
カプッ
「ひぁっ?!」
首元に噛み付かれ、変な声が出る。
「な、何するの?!」
「俺は今、吸血鬼だからな。
本当に血は吸えないが、噛み付いた。」
ニヨニヨと笑う顔にイラつくが、押し倒されて居るので殴れないことを嘆いた。
「ん?もしかしてKissを期待したのか?」
明らかに狙っているであろうゲス顔が余計にイラつく。
「うるさい!とにかく、イタズラが済んだなら早く離しなさい!」
「離すかよ、まだイタズラは終わってねぇ…」
そういってまた近づいてくるアーサーの顔。
どうせまた噛み付かれるのだろうと思っていると唇に柔らかい感触がした。
「んっ…」
数秒後にその柔らかいものはゆっくりと離れた。
頬が高揚する感覚がした。
「あ、アーサー…?」
今のは何?と問いかけようとするとアーサーは押し倒すのをやめ、立ち上がると部屋の隅で顔を隠しながらしゃがみこんだ。
「アーサー?」
「……悪りぃ…」
顔を覗き込むとアーサーの顔は真っ赤に染まっていた。
「…なんで…あれって…キス…だよね?」
「…ああ。」
「なんで…?」
「それは…その…あれだ…」
ガリガリと頭を掻き、立ち上がって向き直る。
「…好きだ…順番が逆になっちまったけど…俺は…お前の事が好きなんだよ…」
俯きながら、「まあ、あんな事した後だし、嫌われても仕方がないよな…」と落ち込むアーサーに私はいつの間にかそっと抱きついていた。
「……え?」
「…いきなりキスされたのはビックリしたけど…嫌じゃ無かった…私も…アーサーの事…好き…」
震える声で気持ちを伝える。
アーサーは黙って私を強く抱き締めた。
バラと紅茶と…甘い匂いがした。
真夜中のハロウィン。