息子の中学校卒業式がありました。

 

私は小学校から卒アル担当カメラマンということもあり

小学校入学式・小学校卒業式・中学校入学式はすべてカメラマンとして参加。

 

今回は撮影がないので初めて「保護者」として出席しました。

 

しかし肝心の息子は不登校。

はたして卒業式に出るのか?直前まで未定。

 

はじめ着物を着ようと思ってた私も、主役の息子が不在で

母だけ着物で出席?いっそのこと私が着物で授与?いやいや(笑)となり、式後すぐに仕事もあるので(卒業記念のスタジオ撮影がてんこ盛り)

結局いつものパンツスーツで行きました。

 

さて息子はというと。。。

 

なかなか式練習にも参加できず、そもそも会場である体育館に入れない様子。

やっぱりムリっぽいな。

 

先生からは「お母さんと二人で入場」「お友だちと証書授与」など数件提案があったのですが「それはイヤだ」と。

確かにお母さんと入場って・・

できたらスポットライト当ててほしいわ(笑)

 

そして結果

 

無事に卒業式参加できました!

別室から合流しみんなと入場。

 

いつも何かあってもなくてもシャッター切ってる私。

今回の卒業式も当然マイ一眼を持参していました。

 

けれど

みんなの列に並び、背中を伸ばして座っている息子の姿を見ているうちにカメラを下げました。

 

名前を呼ばれ「はい!」と返事をしステージへ向かう息子を

校長先生から卒業証書を渡される息子を

だんだんと涙でぼやけましたが、シャッター越しではなく

肉眼でしっかりと見つめました。

 

写真の道に進んで30年。

今までシャッター切らなかったのは母の臨終の時ぐらいでしょうか。

 

中2からまさかの不登校。

てんかん発作で救急搬送されたり

それに伴う記憶障害や二次的な不安障害。

 

いったいどうなる?どうする?と悩んだ日々。

 

親として押したらいいのか引いたらいいのか

言った方がいいのか言わない方がいいのか

やった方がいいのか待った方がいいのか

 

結局はひたすら息子から動き出すのを「待つ」ことでした。

(※これがまたキツイんですけどね)

 

まだまだ積極的に「動く」まではいってない息子。

けれど無事に卒業できました。

 

掲示板に卒業生による五七五が載っていました。

「三年間 友達の笑顔 忘れない」

「部活動 みんなと一緒に がんばった」

みたいな青春オンパレードの中。

 

「僕なりの道を選んだよ」

 

という自由詩みたいな息子の一句(笑)

 

うん、いいんじゃないの。

 

これから学科試験もあるけれど

まずは祝・卒業!!

 

おめでとう息子!