先日、息子の面接試験がありました。
希望している盲学校はまず面談試験があり、別日(公立入試日)に5教科の学科試験があります。
で、その面談試験。
結果、撃沈です。
保護者同伴ということで付き添っていた私。
面談は別室待機と思いきや同席!
(えええ?私も?)
アコーディオンカーテンの向こうには面接官の先生方がズラリと5人。
さらに息子の苦手な暖房がゴォォォー!と顔面直撃。
そして面談開始。
①息子くんは何科を受験されるのですか?
「・・・・?」
いきなり沈黙
(え?どうしたどうした?)
※盲学校には普通科と専攻科があります。
息子は普通科
「・・・・?」
(おいおいおいっ!普通科だよ普通科!
ふつうか!ふつうか!
ふ・つ・う・かぁぁぁ~!!)
とささやき女将になりそうな私。
すると学校から本校には普通科と専攻科があるのですが?
とナイスパス!
「あ!はい、普通科です」
(ふうぅぅぅぅぅ~!!)
※後で聞くと普通科の中にさらにコースが分かれてたっけ?と思ったらしい。
開始早々、暗雲がたちこめる
②今まで学習で困った面を教えてください。
「拡大教科書を使用していましたが、その他のワークなどが文字が小さくて見えづらかったことです」
③将来やりたいこと、なりたいことがあれば教えてください。
(これ!中学の先生が面談練習してくれてたやつ!)
「はい、今のところまだありませんが高校時代にいろいろと経験して見つけたいと思います」
(よおーし!)
暗雲少し晴れてきたか?と思った次に爆弾投下
④ご自身の目の疾患名を教えてください。
(げげっ!網膜にある黄斑ってくぼみがないから焦点が合いにくいんだよ、という説明はしてたけど診断名覚えてるかな?)
「・・・」
沈黙
Noooooo~!!
ではお母さんにお聞きします。息子さんの目の~以下略
「先天性黄斑低形成・眼白皮症・先天性眼球振盪です」
⑤では通っておられる病院名と主治医名を教えてください。
「・・・・・」
沈黙
(おおおーい!いつもの病院であの先生だよー!)
ではお母さんに以下略
「おんせん大学医学部付属病院弱視外来で〇〇先生です」
⑥高校へ入学した後、なにかサポートしてほしいことがあれば教えてください。
「・・・・・」
沈黙
(あかーん!完全にフリーズしとるっ!!)
ではお母以下略
それに私が答えて面談終了
うわぁぁぁ~ん(ノД`)
ぜんっぜんダメだったわ。
後で考えれば目の疾患名聞いたりしたのは、今後目のハンデを抱えて生きていく上で進路や就労・福祉などで必要だから、あえて聞いたのだと思いました。
自分がどれだけ自分の障害のことを知っているか、ですね。
これは私が大反省。
息子の病気のことは私の方が詳しくて、それでよしとなっていた。
赤ちゃんや子供の頃ならともかく、もう15歳だ。
「弱視」としたざっくりとした言い方ではなく、しっかりした診断名を言えるようにしておかないといけない。
帰りの車内。
チーン。。。
「あ~今日の面談できんやったわ!!」
うん、目のことは勉強しとかんといけんかったね。
お母さんも反省。
で、特技は?という質問もあったのだけど
「ありません」と答えた息子。
(面談でありませんって!ダメ~)
ピアノとか言わんかったん?
「うん、それいうと伴奏とか頼まれると困ると思って」
って・・・
入る前から入った後の心配するな~!!
「あとさ、一番くやしかったのはさ」
「あんだけ褒められてたドアがなかったんよ!」
中学の面談練習で唯一褒められていたドアの開け閉め。
今回はまさかのアコーディオンカーテンだったという(笑)
でもまぁ、最後まで発作なく終わっただけでもよかったと思うしかないと必死で思いコンダラ担いでいる気持ちです。
あとは卒業式後の学科試験。
面談分、取り返してほしいです。
ああ、親の方がつかれました。。。