お伊勢詣りは、
一生に一度は行きたいと思うほど、
今も昔も
日本人のあこがれのようですね。
その昔は、
遠方や病気等の事情でお詣りに行けない人が
伊勢のご加護を受けられるように、
『おかげ犬』がいたというのは
皆さんご存知かと思いますが、
犬を繁殖させ
お商売にしていた人がいたということまでは
あまり知られていませんね。
街道を渡る旅は
人間でも命がけです。
山谷を越えて
長い旅路のうちには、
迷ってしまったり、
野犬や他の動物に襲われたりして
命を落とす犬も多く、
途中、
世話をやいてくれる人もいれば、
いたずらをする人もいて、
犬にとっても
命がけの旅でした。
そのため、
無事に願いを届けるために
お一人様の願掛けに対して
数匹もの犬が遣わされたのです。
この事業によって、
多くの犬が命を落としました。
しかし、
道端に倒れこんでいても、
どこの誰の犬でもなく、
遠い見知らぬ人のお使いでなのですから、
息絶えた屍を
土地の人々は
土に埋めてあげることしか出来ませんでした。
この様に
伊勢にたどり着けなかった無念の思いは、
伊勢に近づけけば近づくほど
たくさん残っています。
それは
犬だけではありませんが…。
現在、
伊勢にいかれる方々は、
その様な思いと共に
お伊勢詣りに行かれているということを
心のどこかに留めていかれると、
きっと彼らの供養になります。
皆の思いが
伊勢の神様に届きますように。
MIAINA
ほえみ
