ユメオチ。
取締役に直々に呼び出される。
人事異動の話だ。
異動したばかりなのに、また新しい部署へ異動。
それは、取締役直々のご使命で、どうしても新しいプロジェクトに
私を入れたかったとのこと。
私は、その取締役を尊敬しているし、大好きなので、異動自体に
異論はない。ただ、突然のことであるのと、そもそもそう言う無理
強いなどする人ではないのに、そうせざるを得ない状況を感じ取り
複雑な気持ち。
新しい環境に入ることを実は私はあまり得意とはしていない。
自分があまりにもはっきりとモノを言うタイプなので、誤解されやすい
と言うこともあるし、お世辞や愛想笑いなどが得意ではないので、
とっつきにくい人として敬遠されがちだからである。
そう言う戸惑いを感じながら、異動の準備をしている。
(ダンボールから自分の荷物を取り出している)
そうすると、その取締役がやってきて、私に謝るのである。
「本当に無理を言ってすまない。だが、新しいプロジェクトでやって
ほしい。その代わり、これを与える」
そう言って、私に角印を渡す。
「本来なら、役員クラスしか持つことができないが、今回特別に持てる
ようにした」
私は「そう言うものは望んでません」と言いながら辞退しようとするのだが
受け取らされてしまう。