色んな考えがあっていい | 神経芽腫の娘のこと

神経芽腫の娘のこと

2017年12月3歳9ヶ月、小児がん神経芽腫と診断され、再発を繰り返しながらも懸命に生きた証、治療や娘との大切な時間をどう過ごしたか、それからの事、子どもを亡くした母親の気持ちを綴っています。2023年2月14日永眠。アメンバー申請の際は自己紹介メッセージをお願いします


息子がかかっている病院の受診日。



そこは、娘がお世話になって、亡くなった病院でもあります。



その日、看護師さんは息子に、



『初盆は何かするの?』



と尋ねていました。



息子は『初盆??何それ。』



と、答え、看護師さんが、



『8月の中旬にお盆というのがあって、



その日は亡くなった人がお家に帰ってくると言われてて、



その期間は、ろうそくや灯りでお部屋を明るくしておかなきゃいけないのよ。



しーちゃんが、お家がどこか迷わないようにしてあげないとね。』



と、話されました。



息子は『へぇ〜。』と答え、



後から私に、



『ママ、看護師さん、あんな風に言ってたけど、



史織はいつもそばにいてるし、



いつも家にいてるから、お盆だけ帰ってくるって変な話。』



と言いました。



うんうん、そうだね。



私がいつも息子に、



『姿は見えないけど、史織は、いつもこの家にいてるし、



ずっとそばに付いてくれてるとママは思ってる。』



と、言ってたからだな。と。



お盆の考えも、息子の考えも、どれも間違っていないと思います。



人それぞれの考え方でいいと思っているから、



お盆だから特別。とか思いません。



だけど、何となく、お盆の期間は灯りをともしてあげよう。



と、思っています。



納骨もそう。



私は今のところ納骨する気は全くなく、



そういう話を周りからされる事に嫌気がさす時も。



しないと成仏されない。などと言われますが、



せめてお骨だけでも今はそばに置いておきたい。



どうしても納骨しないといけないのなら、



自分が死んだ時に一緒に納骨してほしい。



と、思ったりしています。



色んな考えがあっていいと思います。



あるお友達のお母さんは、



『無宗教だし、実際、位牌も要らないんだよね。



息子は息子の名前のままがいいし、



反感かうかもしれないけど、死んだ名前なんて、



私たちに必要なのかなって夫婦で話してて…



いつか返そうかなぁ。なんて思ったりしてる。』



と、話してくれました。



そんな考えもあるんだ!確かに。



しきたりに拘らず、



色んな考えがあっていい。



それは、親が決めたらいい。



自分の子どもなんだから。



そんな風に思いました。



ミスドのドーナツ。


すみっコぐらしのコラボがあると、どうしても手に取ってしまう。










きなこもちはこの夏で3歳になりました。






マッスルも元気です。