息子がかかっている病院の受診日。
そこは、娘がお世話になって、亡くなった病院でもあります。
その日、看護師さんは息子に、
『初盆は何かするの?』
と尋ねていました。
息子は『初盆??何それ。』
と、答え、看護師さんが、
『8月の中旬にお盆というのがあって、
その日は亡くなった人がお家に帰ってくると言われてて、
その期間は、ろうそくや灯りでお部屋を明るくしておかなきゃいけないのよ。
しーちゃんが、お家がどこか迷わないようにしてあげないとね。』
と、話されました。
息子は『へぇ〜。』と答え、
後から私に、
『ママ、看護師さん、あんな風に言ってたけど、
史織はいつもそばにいてるし、
いつも家にいてるから、お盆だけ帰ってくるって変な話。』
と言いました。
うんうん、そうだね。
私がいつも息子に、
『姿は見えないけど、史織は、いつもこの家にいてるし、
ずっとそばに付いてくれてるとママは思ってる。』
と、言ってたからだな。と。
お盆の考えも、息子の考えも、どれも間違っていないと思います。
人それぞれの考え方でいいと思っているから、
お盆だから特別。とか思いません。
だけど、何となく、お盆の期間は灯りをともしてあげよう。
と、思っています。
納骨もそう。
私は今のところ納骨する気は全くなく、
そういう話を周りからされる事に嫌気がさす時も。
しないと成仏されない。などと言われますが、
せめてお骨だけでも今はそばに置いておきたい。
どうしても納骨しないといけないのなら、
自分が死んだ時に一緒に納骨してほしい。
と、思ったりしています。
色んな考えがあっていいと思います。
あるお友達のお母さんは、
『無宗教だし、実際、位牌も要らないんだよね。
息子は息子の名前のままがいいし、
反感かうかもしれないけど、死んだ名前なんて、
私たちに必要なのかなって夫婦で話してて…
いつか返そうかなぁ。なんて思ったりしてる。』
と、話してくれました。
そんな考えもあるんだ!確かに。
しきたりに拘らず、
色んな考えがあっていい。
それは、親が決めたらいい。
自分の子どもなんだから。
そんな風に思いました。
すみっコぐらしのコラボがあると、どうしても手に取ってしまう。