四十九日 | 神経芽腫の娘のこと

神経芽腫の娘のこと

2017年12月3歳9ヶ月、小児がん神経芽腫と診断され、再発を繰り返しながらも懸命に生きた証、治療や娘との大切な時間をどう過ごしたか、それからの事、子どもを亡くした母親の気持ちを綴っています。2023年2月14日永眠。アメンバー申請の際は自己紹介メッセージをお願いします


2023年4月3日


今日は娘の四十九日です。



法要は、先週行いました。



四十九日までは故人はあの世、この世をさまよい、



49日目にまだ天国に行けてない人がほとんどだそうです。



四十九日はあの世で故人が天国に行けるのか、



最後の審判を受ける日と言われていますね。



恐ろしくも、故人は初七日から7日ごとにこの世での行いについて、



何人かの審判官たちに裁きを受けている。



と、教わり、



「怖っ!!」と思ったのが最初の正直な感想です。



そして、この世にいなくなった人が経験するであろう事を、



そもそも誰がこの世に伝えたんだろうな。(ごめんなさい)



と疑問を抱きながらも、娘はそんな審判を受けているの??



と、なんだかモヤモヤしてしまいました。



同時に、それまでは私たちの近くに居てただろうに、



今日からは天国という遠い遠いお空に行ってしまうのかぁ。



と、寂しい気持ちにもなります。



とはいえ、物は考えようなところもあるので、



私は私の考えで。



四十九日は大事な日。というのも理解していますし、



そのような言い伝えも心の片隅に置きつつ、



娘は天国にも行ってるだろうし、



私たちの近くにも居てくれている。と、良いように解釈しております。


(人それぞれの価値観だと思いますので、不快に思われましたらごめんなさい)



こうして忌明けを迎え、



一般的には、遺族は通常の生活に戻ることができる。



と言われていますが、



まぁ、これと言って、特別何も変わらない日常だと思います。



この日を迎えられてホッとしています。





また家の中がお花でいっぱいになりました。




お花はいくつあっても嬉しいね。



この先も訪れる、一つ一つの節目を迎えながら、



娘の事を毎日想っています。





娘が産まれた病院の近くには、桜がトンネルのように咲き続いています。




先日、久しぶりに見に行ってみました。



娘の1ヶ月検診の時も桜が満開でした。



この時と同じ場所へ。