しおり会・節分とお誕生日会 | 神経芽腫の娘のこと

神経芽腫の娘のこと

2017年12月3歳9ヶ月、小児がん神経芽腫と診断され、再発を繰り返しながらも懸命に生きた証、治療や娘との大切な時間をどう過ごしたか、それからの事、子どもを亡くした母親の気持ちを綴っています。2023年2月14日永眠。アメンバー申請の際は自己紹介メッセージをお願いします


【2023年2月3日の出来事】


節分の夜、Uちゃん兄妹、Tくん兄弟と、



恒例の集まり、「しおり会」をしました。



節分の恵方巻きを食べて、少し遊んで、



メインイベント。



2月はお兄ちゃんとTくんのお誕生日なので、



お誕生日までは少し早いけど、この日にバナナケーキを作ってお祝いする。



と娘は計画していました。



娘は立てないので、座りながら、UちゃんとUちゃんの妹のサポートの元、




バナナを潰し、材料を混ぜ合わせ、




卵を割ったり、





バナナをカットしました。




あとは、焼き上がるのを待つだけ。





その間に、みんなで南南東を向きながら恵方巻きを食べていると…




こんな不気味な鬼が登場しました。



みんな必死で豆を投げる。笑




そうこうしているうちに、バナナケーキも焼き上がり、





お兄ちゃんとTくんの少し早めのお誕生日をお祝いしました。




みんな、美味しい!と言ってくれ、ケーキは一瞬でなくなりました。




喜んでもらえて嬉しいね。




体が思うように動かない中、頑張って作った甲斐があったね。




こうして、娘の目標の一つであった、




「お誕生日にバナナケーキを作りたい」




というのが達成したのでした。




Tくんのお誕生日は、娘が旅立った翌日の2月15日、



お兄ちゃんは2月22日だったので、



この日に早めのお誕生日会をしておいて、



念願のバナナケーキを作って、みんなでお祝いできて本当に良かった。



と、今となれば、そんな風に思います。