緊急入院 | 神経芽腫の娘のこと

神経芽腫の娘のこと

2017年12月3歳9ヶ月、小児がん神経芽腫と診断され、再発を繰り返しながらも懸命に生きた証、治療や娘との大切な時間をどう過ごしたか、それからの事、子どもを亡くした母親の気持ちを綴っています。2023年2月14日永眠。アメンバー申請の際は自己紹介メッセージをお願いします


2022年10月


大阪の病院の主治医に連絡をし、





口の中が痛すぎて、水分補給が難しい事。





点滴を外してから24時間の間に水分が50mlぐらいしか摂れていない事。





おしっこも朝の一回しかしていない事。





翌日から三連休に入る為、その前に何とかした方がいいと思い、





相談しました。





『その状態なら、ちょっと心配ですね。。





点滴だけでも入れるのに、来てもらった方がいい気がします。』





娘は、隣で嫌だと泣きそうになっていました。





『点滴入れるのに、日帰りは難しいですよね。』





と、質問しましたが、





この時点で、もう夕方だったので、難しいなぁと思いました。





先生は、『今日は申し訳ないけど、一泊入院して、





必要最低限の量を入れて、翌日のお昼ぐらいに帰って、





その次の日は、通院で、朝から夕方ぐらいまで点滴を入れて帰る。





という流れはどうですか?





今日は一晩、点滴入れておく方が安心です。





その後は通院でも大丈夫かな。』





と、提案されました。





横で聞いてる娘は泣きそうな表情になっていました。





せっかく一時退院できると思っていたのに。。





『先生、一旦、娘と話します。





30分後にまたご連絡させて下さい。』






と、電話を切り、娘と話をしました。





水が飲めていない事。





帰ってる間、水をちゃんと飲むという約束で一時退院の許可をもらった事。






水が飲めないと、点滴を入れないといけない事を話しました。





『お水が飲めなくなると、脱水症状で身体がだるくなって、





頭が痛くなったり、熱が出たり、倒れる事もあるよ。





今の様子を見てると、とても口からお水が飲めるとママは思えない。





点滴入れてもらったら、頑張って飲まなくてもいいし、安心だよ。





今日は病院に泊まらないといけないけど、





明日からは、先生も日帰り入院で出来るように考えてくれてるから、入院しよう。





ママも出来れば入院したくないけど、





それよりも〇〇の身体が心配。』





と、伝えました。





娘に伝わったのか、『うん』と泣きながら頷きました。





再度、主治医に連絡をし、





『今日入院させて下さい。』と、お願いをしました。