2022年10月
最後の放射線照射の日から一週間ぐらい経った頃、
口腔粘膜炎の副作用が徐々に出てきだし、
口の中が激痛で、食べ物はもちろん、
飲み物も飲めなくて、うがいも難しくなってきて、
喋る事も、笑う事も、全くできなくなりました…
食べたいのに食べれない。
喉が乾いているのに飲めない。
喋りたいのに喋れない。
笑いたいのに笑えない…
身体が思うようにいかなくて、
以前に増して、かなりイライラしている様子でした。
副作用の事は聞いていましたが、
痛みを取り除いてあげたい為に、
QOLの為に照射をしたのに、
また、違う痛みで苦しめてしまいました。
ケモも終わっていたので、
点滴を栄養のあるものに変えてほしいと、お願いしました。
しかし、二日後には一時退院の予定をしていたので、
いつまでも点滴に頼れません。
こんな状態で帰っても大丈夫かなぁ。と、少し心配でした。
帰る前に、照射後の副作用の事で、
放射線科の先生に話を聞きたかったのでお願いしました。
放射線科の先生は、
『そろそろ痛みがピークに出る頃だろうなぁ。
今は食べれなくて当然。
だけど、帰るなら水分は摂れないとね…
うがいも、出来るだけした方が良いし。
うがいは、何でしてる？』
と、聞かれ、『ポビドンヨードです。』と、答えると、
『それはダメダメ！！しみるよ！』
と…
知らなかった…
うがいだけでも頑張って。と、痛がりながらも頑張らせていました…
ごめん。。という気持ちでいっぱいになりました。
『自分の体温と同じぐらいの生理食塩水でうがいするのが一番しみないよ。』
と、教えて頂きました。
あと、しみにくい飲み物や、食べ物を教えてくれて、
意外にも娘の好きな、チョコレートは、
けっこうしみると言われているので、気をつけて。とアドバイスをもらい、
副作用がどれぐらい続くか、聞きました。
『あと一週間、二週間は続くかなぁ…。
照射の後に、抗がん剤も始めているから、
もしかしたら、より、時間がかかるかもしれないね。
それから、day15に控えているアバスチンも気をつけた方がいいね。
アバスチンは傷の治りを遅くする副作用があるからね…
前も話したと思うけど、リスクの話。
放射線照射をする事で、
アバスチンが今後、使えなくなるきっかけを作るかもしれない。
っていうのは、こういう事なんですよね。
鼻血ももしかしたら、アバスチンと放射線が一つの原因だったかもしれないですね。
わからないけど。
次のアバスチンどうするか、小児科の先生とよく話をした方がいいですね。』
と、言われました。
仕方ないです。
アバスチンより、放射線照射の方が優先順位が高かったから。
そして、『〇〇ちゃん、今どんな様子？
今から一緒に病棟あがって、口の中見させてもらってもいいですか？
生理食塩水でうがい試してみようかな。』
と、一緒に病棟まで上がり、娘のところへ来て下さいました。