大切な宝物 | 神経芽腫の娘のこと

神経芽腫の娘のこと

2017年12月3歳9ヶ月、小児がん神経芽腫と診断され、再発を繰り返しながらも懸命に生きた証、治療や娘との大切な時間をどう過ごしたか、それからの事、子どもを亡くした母親の気持ちを綴っています。2023年2月14日永眠。アメンバー申請の際は自己紹介メッセージをお願いします


ここ数日、ブログの内容も暗いものが続いていたので、





少し、ほっこりするような話を書こうと思います。





娘が大切にしているもの。





これもまた、お気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、





この、ネコのぬいぐるみなんです。




名前は「にゃんにゃん」といいます。





娘が名付けました。





実は、このぬいぐるみは、私がこどもの頃に買ってもらい、眠っていたもので、





綺麗に保管?されていました。





何故か、娘はこのぬいぐるみを気に入り、





今はなくてはならない存在になっています。






どこに行くにもほぼ、一緒に連れていきます。





この前、本屋さんに忘れて帰り、号泣しました。
(無事、見つかりましたが…)





『いつも可愛いネコのぬいぐるみを抱えておられますね。』





と、メッセージを頂く事もあるので、





治療の話から逸れてしまいますが、このぬいぐるみの話をしようと思います。





いつから持ち始めたのだろう。と、写真を遡ってみていたら、





ありました。笑






1歳半ぐらいの時から、持っていました。






この時はふわふわしています。






それから、2歳。





3歳と。





ずっと大切にしてくれています。





初めて、入院した日も、一緒でした。














入院中はずっと一緒でした。






オペ室やICUに行く時も必ず連れて行ってました。






アメリカにも、もちろん連れて行き、







時には、こんな風に…




いたずらされて、大変なことになっている時もありましたが。






あまりにも毛が抜けて可哀想な体になっていたので、






おばあちゃんがフェルトで服を作ってくれました。







可愛い洋服を着せてあげたり、



(娘の手作り衣装です。)







今は、こんな風にハロウィン仕様にされています。






かなり年季が入っています。






娘は、自分が「にゃんにゃん」のお母さんで、






私はおばあちゃんだそうです。






もうおばあちゃんになれました。笑






嬉しいです。






こんなに娘から大切にされている「にゃんにゃん」は、






とっても幸せなんじゃないかな。と思います。