別のところが痛み出す | 神経芽腫の娘のこと

神経芽腫の娘のこと

2017年12月3歳9ヶ月、小児がん神経芽腫と診断され、再発を繰り返しながらも懸命に生きた証、治療や娘との大切な時間をどう過ごしたか、それからの事、子どもを亡くした母親の気持ちを綴っています。2023年2月14日永眠。アメンバー申請の際は自己紹介メッセージをお願いします


2022年9月


放射線治療1回目を終えた頃、





照射している箇所とは全然違うところの痛みを訴えてきました。





そこの場所もシンチではずっと赤く光っていたけど、





痛がる様子は全くなく、様子を見ていました。





いつ痛みが出てもおかしくない。と言われていた場所。





今回、放射線照射をする事になったのと、





祝日が多く、放射線治療に日数がかかったこともあり、





次の抗がん剤治療をすべき予定日より、





1週間遅れてしまっていました。





治療と治療の間が空いてしまい、





恐れていた痛みが出てきました。





とりあえず、ロキソニンを内服。





数十分後、ロキソニンが効いたのか、その日は痛みは落ち着きました。





翌日の午後、やっぱりまた痛い。





ロキソニンを飲んでとりあえず落ち着きました。





その日は放射線治療の日だったので、





主治医に相談しました。





『フェントステープ増量するかという案もありますけど、副作用も気になるし





1日1回のロキソニンで痛みが落ち着くなら、





ケモが始まるまでそれで繋いでもいいのかなって思います。』





と、言われ様子を見ることにしましたが、





『いずれ、そこの場所も照射を考えています。』





と、言う事も伝えておきました。





その日の夜、





『痛い!痛い!』





と…。ロキソニンの効果が切れ出す時間帯。





また、ロキソニンを飲みましたが、なかなか痛みが治らず、





どうしよう。と、焦りました。





大丈夫。大丈夫。と言いながら、さすってあげるしかなく、





『痛くて眠れない。』





と、また泣き出す…





ダメ元で、アセトアミノフェンに変えてみました。





すると、効いてきたのか、泣き疲れたのか、





眠りについてくれました。





病棟薬剤師さんから、骨や炎症の痛みはロキソニンが効いたり、





神経などの痛みはアセトアミノフェンが効いたりする場合がある。





と、聞いていました。





緩和ケアの先生からも、





痛みの場所や症状によって、痛み止めの効きやすさの違いというのはあります。





と聞いていたので、





そこの痛みに関してはアセトアミノフェンが効いたのかもしれません。





これで、痛みが治らなかったら、救急で病院へ行こうと思っていました。





それから、翌日も翌々日も痛みを訴える事なく、





痛み止めを飲む事もなく、落ち着いたのですが、





やっぱり、考えることは、





早いうちにそこを放射線照射をするべきかな。





という思いになりました。