MRI検査 | 神経芽腫の娘のこと

神経芽腫の娘のこと

2017年12月3歳9ヶ月、小児がん神経芽腫と診断され、再発を繰り返しながらも懸命に生きた証、治療や娘との大切な時間をどう過ごしたか、それからの事、子どもを亡くした母親の気持ちを綴っています。2023年2月14日永眠。アメンバー申請の際は自己紹介メッセージをお願いします


2022年9月


一時退院中、大阪の病院の主治医から連絡がきました。



『MRIのキャンセルが出たので、この日の何時に来てもらえますか?』



と。



検査は憂鬱ですが、照射前にきちんとMRIは撮っておいてほしかったので、安心しました。




後日、大阪の病院へ向かい、




予約時間より、早く着いたので、




いつもの心理士さんが会いに来てくれ、色々お喋りをしていました。




身長、体重の計測。MRIと造影剤の使用の同意書にサインをし、




検査室に到着すると、




『〇〇ちゃん!久しぶりだね〜』




放射線科の皆さまと再会するのは久しぶりで、




見慣れた顔ぶれに私が安心しました。




技師さんから、『検査の間、何の曲聴きたい?』




と、聞かれ、突然の質問に娘は悩んでいました。




『東京リベンジャーズの歌がいい。』




『オッケー!任して。東京リベンジャーズ好きなん?誰が好き?』




『マイキーが好き』




『マイキー強いし、かっこいいよなぁ!』




と、そんな会話をしてもらいながら、娘の緊張をほぐして下さりました。




『お母さんは外で待っていて下さい。40分ぐらいはかかるかな。』




と、言われ、そわそわ落ち着かないまま待っていました。




なぜなら、検査が憂鬱なのはもちろんのこと。




名大病院では、頭部から腰までの場合は、




撮影に時間がかかる為、鎮静をかけてもらっています。




頭部のみの場合は、鎮静をかけず、その時は娘の真横で一緒に待つことが出来るのです。




一人で、鎮静をかけずMRIの検査をするのは初めてでした。




大丈夫かな…





早く終われ〜と思いながら待っていました。




待っている間、昔、病棟でお世話になった看護師さんにバッタリ会い、




『〇〇ちゃんのお母さん!久しぶりやん!どうしたん?』




と、声をかけられ、検査に来てる事、今の娘の状況も聞いてもらいました。




『長い事ずっと頑張ってるもんなぁ。




アメリカも行って頑張ってたもんなぁ。




今の時間を辛い治療の時間じゃなくて、




楽しい時間にするっていうお母さんの思い、間違っていないと思うよ。




楽しいこといっぱいできるといいね。




私、病棟異動なって居ないのよ。




この辺うろうろしてるから、また見かけたら声かけて。




いつでも話聞くよ。』




と、言ってくれました。




温かい言葉でした。




1時間程経ち、『終わりました〜。とっても上手に出来ました。』




と、褒めてもらい、娘も、




『全然大丈夫。




東京リベンジャーズの曲がずーっと流れてて、




何十回も聴いたから、頭から離れないわ。笑』




と、笑っていました。




私の心配は、必要無かった様子でした。




1週間後には、放射線科の先生の話とセットアップ。




こまめに通院で忙しいけど、




家から通えるって全然気持ちが違います。




今日もよく頑張りました。






娘は、院内にある水槽の魚を見るのも楽しみにしています。





珍しい魚が仲間入りしていました。



この透明な魚はなんていう魚なんだろう。