再再再発治療4コース目 | 神経芽腫の娘のこと

神経芽腫の娘のこと

2017年12月3歳9ヶ月、小児がん神経芽腫と診断され、再発を繰り返しながらも懸命に生きた証、治療や娘との大切な時間をどう過ごしたか、それからの事、子どもを亡くした母親の気持ちを綴っています。2023年2月14日永眠。アメンバー申請の際は自己紹介メッセージをお願いします


2022年6月


治療再開の為、病院へ戻りました。




娘は、入院の度にする抗原検査が、




だんだん苦手になっていました。




鼻血が出るんじゃないかと思うぐらい、




鼻の奥の奥まで突っ込まれます。




いつも終わったあと、しくしく泣いています。




感染対策として大切な事なのですが…。




そして今回の治療、




イリノテカン、テモダールは昔に使った事がありますが、
(テモダールは頭に効果があると言われています。)



それに、アバスチンを組み合わた初めてのケモをします。




day1にアバスチン投与




day2・day3と休薬




day4からday8の5日間、イリノテカンとテモダール




day6からday14まで休薬




day15にアバスチン




という流れでした。




この治療は、副作用も少なく、骨髄抑制もあまりなく、




輸血もよっぽど必要ないだろうと、




投薬が終わったらすぐ一時退院できるんじゃないかと言われていました。




インターバル日数が28日なので、




今までみたいに治療と治療の間をわざわざ空けなくても、




2週間程家に帰れる治療なのです。




本来のレジメンでは、テモダールは内服薬になっていましたが、




娘はケモ中の内服薬がとても苦手で、




先生が内服薬は難しいと判断してくれ、




点滴に変えてもらえる事になりました。




治療前の採血は

WBC     4.4
好中球 2.6
HGB     9.8
PLT       327
AST      29
ALT      26
LD        320
CRP     0.10
クレアチニン 0.19
NSE      48.5



じわじわとLDとNSEは上がっていました。




day1のアバスチンでは特に目に見える大きな副作用はなく、




高血圧には注意です。




day4からのイリノテカン、テモダールを待っていました。




が、しかし、




day2の休薬期間の夕方過ぎた頃、




『痛い痛い!!!!』




と、突然泣き叫び、




いつも痛がる腫瘍の場所からまた痛みが復活してきました。




フェントステープも0.5mgずっと貼ったままだったのに。




痛みが強くなって、フェントステープ0.5mgじゃ足りていない。



という事。




急いで看護師さんを呼びました。




つづく