再手術 | 神経芽腫の娘のこと

神経芽腫の娘のこと

2017年12月3歳9ヶ月、小児がん神経芽腫と診断され、再発を繰り返しながらも懸命に生きた証、治療や娘との大切な時間をどう過ごしたか、それからの事、子どもを亡くした母親の気持ちを綴っています。2023年2月14日永眠。アメンバー申請の際は自己紹介メッセージをお願いします

2018年7月


胸腔鏡下胸管結紮術。



リンパ管というのは、透明で、本来目視できないそうです。



そこで、特殊な薬を注入し、リンパ管を光らせて、



損傷しているリンパ管を見つけ、チタンクリップで止める。



という内容のオペだそうです。



前回と同じ傷口から胸腔鏡を刺してするそうです。



何度もごめんね。



十分、頑張ってるんだけど、また頑張ってね。



オペが無事に終わる事を願うのみでした。



数時間後、終わりの連絡が入り、またICUへ娘と対面。



ぐっすり眠っていました。



『今回は無事、終わりました。』



と。



今回のオペのせいで、娘の体の中には4つ、



チタンクリップが止まったままです。



体に悪影響はないそうですが、



…一生、体の中で止まったままです。



しかし、無事に終わったと聞いて安心し、



今晩は病院の敷地内にある、



“ファミリーハウス”



へ1人で泊まる事にしました。



そして、数ヶ月後、娘のこのオペを、外科の先生が学会で発表して下さり、



『早速、同じような子がいるから、詳しく話を聞きたいと、他院から問い合わせがあった。』



と、先生から教えてもらいました。



娘の経験がどなたかの役に立ったかもしれないと思うと、



少し嬉しくなりました。