「… … …。」
当然なに言ってるか解るわけもない・・・
連れの中国人に、救いを求めると、
本を開くジェスチャーをした。
事前に、カットスタイルを見てから決めると伝えておいたのだ。
本を見て決めると伝えてくれているのが解る。
その時点で、オレが日本人であり、
中国語がほとんど話せない事を理解してくれた。

最初にデカイ泡を作りだし、あたまを洗いだした。
日本と違うのは、カットスペースであたまを洗い、
シャンプーを流す場所は、なぜか中2階にあった。

20分ぐらいあたまを泡立てて、
頭部や首筋のマッサージをしてくれた。
その間、単語程度の会話だが、
カガミ越しに話をした。
自分の中国語の実力を実践できる少ないチャンスだ!
こっちじゃ、すすんで会話をしてくれる相手は貴重である。
会話と言うより、ほとんど冗談を言い合う。
オレにとっては、くだらないことを
腹をかかえて笑ってくれると
だんだん調子が上がる。
…なかなか、通じるもんだ。
あたまを洗った後、妙に気取った男の美容師が現れ、
適当な写真を選ぶと、うなずいて、手際よく切り出した…
…to be continued