玲、「うそ~~~~。て~~っきり、どっかのモデルかと…。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

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好きになれない。  vol.146.

ドキドキ 恭弥、そんな玲に、
「いいぇ~~。列記としたエクレールのスタッフです。」

玲、
「うそ~~~~。て~~っきり、どっかのモデルかと…。」
そこまで言って玲、
「い、いや。だって、あのCМ。篠田真理とのコラボだから、真理がまったどっかから発掘したんじゃないかって…。」

そんな玲の話に恭弥、
「あっ、ごめんなさい。綾篠常務。…その辺の事は…、彼女の方が、詳しいかと…。僕は全く…。CМの動画を見たのも、今が初めてで…。」
頭を撫でながらの恭弥。

そんな恭弥を見て玲、目をパチクリさせて…。いきなり、
「ぷっ。かかかか。」
いきなり恭弥の左二の腕を右手でペン。
「はは。確かに。うん。そっか~~。…それにしても、彼女、うんうんうん。分かる気がする、真理がCМに起用したのって…。へぇ~~~。そっか~~。」

恭弥、
「へっ…???」




その後…、別室にて…。

玲、
「あらためて、ようこそ、我が社の新事業立ち上げパーティに…。よろしくね、芥川さん。」

恭弥、
「はい。心得ております。最善を尽くします。」

少しずつ緊張がほぐれてきたような茉祐子。

「それにしても…。」
玲子、茉祐子を見てニッコリと…。
「あなた…。あ、いえ…。失礼…、モデルじゃなかったのね~~。芥川さんから聞いて、エクレールのスタッフだとか…。」

茉祐子、
「えぇ~~。はい。エクレールの社員で…。」

「ふふ。道理で、何度も、このモデル、誰っ…???って聞いても、教えてくれない訳だ、真理の奴。自分の事務所、または…、それ関連の人材じゃない訳だからね~~。」

茉祐子、その声に、恐縮しまくって、
「は、はぁ~~。」

「…でも…。」
玲。
「人を見る目は…確か。うんうん。さすがは…プロ。」
茉祐子を見て玲、
「しっかりと…アイリーンとアイテム、アピールされてたから…。…今、凄い評判じゃないの~~。アイリーン。」

茉祐子、照れながら、
「あっ。はい。」
そして笑顔で、
「お蔭様を持ちまして…。」

玲、
「うん。真理もアイテムの売り上げ好調で、喜んでたから…。」
そこまで言って玲、ふたりをソファに座るように手を…。
「成宮茉祐子さん…。」

その声に茉祐子、
「あ~~。はい。」

「お目に掛かれて嬉しい。今後とも、よろしく~~。」

茉祐子、いきなりの言葉に戸惑いながらも、
「あっ…。は、はい。」
茉祐子、目をパチクリと…。

玲、
「今回、芥川さんと出会えたのも、凄い偶然。…そして…、今…、目の前にいる成宮さん…。まさか…、こんな偶然が重なるなんて…。ん~~。凄い。」




4か月前の事。玲がスタッフ数名を連れて新しい事業のための人材を求めて旅をしていた。
丁度、アメリカはカリフォルニア州、ロスアンゼルスに滞在していた時に恭弥に…。
恭弥の知り合いのカメラマンの個展に訪れていた時に。一枚の写真に出会う。
その一枚の写真に今までにない衝撃を受けた玲が、
個展のオーナーのカメラマンから紹介されて恭弥と出会う。
それからは、トントン拍子に話がまとまり、新事業の立ち上げメンバー。
しかも、ディレクターとして恭弥は招かれたのである。

そして、その新事業の立ち上げパーティに恭弥が連れてきたパートナーとしてのひとりの女性。

玲、そんな話をしながら、
「これからも…素敵なお付き合いが出来たら光栄。」

茉祐子、目をパチクリと…、
「あ、あ~~。はい。ありがとうございます。」

そんな茉祐子を見て恭弥、ニッコリと…。




ホテルの帰り、タクシーに乗って茉祐子。ただただ、だんまり。

恭弥、そんな茉祐子の顔を見て、
「まっ、確かに…、疲れたよね~~。ごめんね、茉祐子ちゃん、最初っから、最後まで…、緊張の繰り返し…。」

その恭弥の声に茉祐子、ゆっくりと、両肩をダラリと…。
そして、恭弥を見て、
「生まれて…初めて…。…こういうの…。」
口を尖らせて…。

そんな茉祐子を見て、恭弥、困ったような笑顔で…、
「ごもっとも…。」






薫子と茉祐子~その愛~   vol.245.   玲、「うそ~~~~。て~~っきり、どっかのモデルかと…。」

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