侑里、「んじゃ~~、茉祐子ちゃんも、頑張んなきゃ。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

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好きになれない。  vol.129.

ドキドキ そして茉祐子、ふたりを侑里と凛久に紹介する。


侑里、
「へぇ~~~。凄~~い。じゃあ、難波さん、オーストラリアで、彼と…???」

夢乃、端の女性を見て、
「えぇ~~~。」

侑里、笑顔で、
「うんうん。はは。しっかりと…、しあわせになってくださいませ~~。」

「ありがとうございます。」

そして侑里、
「んじゃ~~、茉祐子ちゃんも、頑張んなきゃ。」

その声に凛久、思わず目を流す。

茉祐子、少し照れるように、
「へへ…。」
けれども茉祐子、
「あ~~ん。やだ~~、羽田さ~~ん。私は…まだ~~。」

千晶も、凛久の隣にいて、
「そうだよ~~、マユ~~。」
鼻の下を伸ばして、口を尖らせて…。

夢乃、そんな女性の声に、端から2人目の男性を見ながら、小さな声で、
「茉祐子~~。六条さんの家での、男の人って…、もしかして…。彼…、かなぁ~~。」

茉祐子、そんな夢乃の声に、夢乃を見て、顔をグンニャリと…。

その表情に夢乃、思わず、
「ぷっ。」

茉祐子、小さな声で、
「ちょっと、夢乃、やめてよ、変な事言うの~~。」

「かかか、わ~~かってるぅ~~。」

隣で瑛輔と話していたスコット、夢乃のその声に、
「ドウシタノ…???カカカカ、カレ…、カッコイイネ~~。」
そう言いながら瑛輔の右肩を左手で撫でながら…。

夢乃、途端に、
「あら~~。」

瞬間、後ろの席の4人、
「うそ~~~~っ!!!!」

茉祐子、千晶、
「かっかかかかか。」
「瑛輔~~~。スコットさんに気に入られた~~。」

凛久、頭の中で、
「彼が…オーストラリアの医学生…かっ。」

侑里、出されたレモンハイを一口。そして凛久に、小さく、
「茉祐子ちゃんに、ちゃんと、返事したの~~???あなたの事だから…、まだなんでしょ。」

その声に凛久、唇を噤んで、目を丸く、
「ふ~~~ん。」

「こ~ら~~。」


その時また店のドアが…。そしてふたりの女性。

ルーシー、
「イラッ…。ワ~~~オ~~、イ~ェ~~イ。ホッホォ~~。」
そしてルーシー、ニッコリと、
「ウェルカン。」

薫子である。
一緒にいる女性、愛弓である。

ルーシー、
「セ~~ンセイ~~。」

一同、いきなり入ってきた女性ふたりに振り向いて…。

茉祐子、目をパチクリさせて、
「お、おかあさん。」

千晶も目をパチクリと、
「か、薫子さん。」

侑里も凛久も目を真ん丸に、
「せ、先生…。」

テーブルの4人も、
「な、成宮先生…。わお。」

茉祐子、
「わお。谷口さん。」

ダニエル、
「ワ~~オ~~。」
そして薫子に丁寧にお辞儀をして、
「イラッシャイマセ~~、センセイ~。」

薫子、にこやかに、
「ご無沙汰~~。はは、元気~~。ルーシー、ダニエル~~。」

ルーシー、カウンターから駆け寄り、薫子をハグ。

テーブルの4人、
「ねね、成宮先生と一緒にいる人って…???」
それぞれが首を傾げて…。

千晶も、茉祐子に、
「誰…???」

愛弓、茉祐子を見て笑顔で右手を振る。

薫子、茉祐子を見てニッコリと。そして凛久を見て、またニッコリと…。
侑里を見て、お辞儀を…。

「実は、ルーシーとダニエルに、紹介したい人がいて…。」
愛弓を自分の前に…。
「私の原稿を著書にしてくれている谷口愛弓さん。出版会社、美傾舎の編集者なの。」

愛弓、
「初めまして、美傾舎の谷口愛弓と申します。この度、海外の料理人たち…、と言うコンセプトで特集を組むことになりまして…。成宮先生に相談したら…。…ここを紹介されて…。」

間髪入れずに侑里、
「わっ。先…越された~~。」

そんな侑里に、薫子、クスリと…、そして、目の前で両手を合わせて、
「羽田さん、ごめんなさい。」
そして薫子、
「…で、どうせなら…、今日は、予定は入ってないから…。しかも…谷口さんもとにかく急ぎで先に進みたいってことで…、ルーシー、ダニエル、いきなりで申し訳ないんだけど…、お願いに…。」

テーブルの4人、いきなり、
「凄~~い。ダニエル、ルーシー~~。」

茉祐子、
「お…、おかあさん…。」

千晶も、首を左右に振り振り、
「わわわわわわ。」

瑛輔、
「凄ぇぇぇぇぇ。」

夢乃はその状況をスコットに英訳。

スコット、目を真ん丸にして、両腕を広げて、
「ワ~~ンダホゥ~~。」








薫子と茉祐子~その愛~   vol.209.   侑里、「んじゃ~~、茉祐子ちゃんも、頑張んなきゃ。」

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