茉祐子、全然頭から消えない凛久。 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

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好きになれない。  vol.215

ドキドキ 凛久、ゆっくりと歩きながら…。
そして駅から出て…。夜空を見て、
「ふ~~~。」


茉祐子、全然頭から消えない凛久。今日の出来事が次から次へと頭の中に。
そして時折自身で笑いながら…、
「ふふ。」

そして数分後には玄関に…。
「ただいま~~。」
そしてリビングに…。

薫子、
「あ~~。はい、お帰り、茉祐子ちゃん。」
そして、
「…夕食…は…。」
そして茉祐子の顔を見て。
「おやおやおや。何かしら…、気分が良さそうな…。」

まだ執筆の最中の薫子。その姿を見て茉祐子、にこやかに、
「うん。友達とご飯…一緒に食べてきた~~。」
そしてテーブルのラップされている料理を見て、
「あっ。」

薫子、
「あっ、うん。私もあれから真純さんと聖子さん、帰った後から…、もう…これ…。」

茉祐子、
「かかかかか。そっか~~。」

何かしら、いつもよりかなり気分がハイになっている茉祐子。

薫子、そんな茉祐子を見て、少し頭を傾げて、
「茉祐子ちゃん…、もしかして…、飲みすぎ…???…千晶ちゃんたちと…???」

そんな薫子に茉祐子、ニッコリと首を振って、
「うん…???ふふ~~ん。ううん~~。大丈夫~~。」
そして、今度はシャキッとして、
「ヨシ。明日は仕事。お風呂入って寝ます。」

そんな茉祐子に薫子、コクリと頷き、
「うん。お疲れ~~。」
すぐさまお風呂場に行く茉祐子を見て薫子、
「ふ~~ん…???…もしかして…、千晶ちゃんたちと…じゃない…???」
そんな風に感じて薫子、
「ふん。」
にこやかに…。




茉祐子、お風呂に入りながら…、
「ふんふんふん。」
そしてまた頭の中に甦る凛久との時間…。数分は気分よく…。

けれども、最後に甦る駅での別れの場面。その瞬間、顔を赤くさせて…。
また…、
「私…、言っちゃったんだぁ。」

その数秒後、自然に、肩から首。そして鼻、そして、頭まですっぽりと…お湯の中に…。


ベッドの中の茉祐子。スマホの画面、その後、誰からのラインのメッセージなし。
茉祐子、千晶に、
「私…、霧島さんに…、言っちゃった~~。」

数秒後に、千晶から、
「うそ。うそうそうそ。ほんとに…???」

「うん。好きだって言った。」

すると、今度は千晶から、
「わわわわ。やり~~。やりやりやり。…で、霧島さんからは…???」

当然、そういうお返しが、千晶から。

瞬間、茉祐子、
「ん~~。駅で別れて、その時に、別れ際に、私から一方的に…言っちゃって~~。……、そのまま。」

すると千晶、
「え~~~~。じゃ、霧島さんからのリアクション…。」

茉祐子、唇を尖らせて、
「ん~~~。そこまでは…。」
そして送信。

凡そ2分後、千晶から、
「分かった。まぁ…、でも…、これで…ワンステップだよ、マユ。…多分、霧島さんもいきなりマユから言われて…。…とにかく…、明日、会社で…。」

そんな千晶のメッセージに茉祐子も、
「うん。」


片やこちらでは…。

子供たちと一緒にお風呂に入って、ふたりを寝かし付けての侑里。
悠一朗は、バーベキューの後、何分にも気持ちが良かったのか、
ソファに横たわりながら静かな寝息を立てて…。

侑里、スマホで凛久に、
「おぃ。霧島凛久~~。元気かぁ~~。」

凡そ20分前に送ったラインのメッセージを見たままで…。
「珍しいねぇ。そんなに時間が掛からなく、返してくる…はずの…。」
缶のレモンサワーを飲みながら…。

それから5分後。
「お疲れ様です。」

瞬間、侑里、
「来た~~。来た来た来た~~。」
そして文字をトントンと。
「…で…???どうなった…???彼女とは…???」

今度はすぐさま、
「えっ…???…彼女って…???」

そのメッセージに侑里、
「とぼけない。茉祐子ちゃん。」

また凛久から、
「えっ…???茉祐子ちゃんって…、羽田さん…???」

「今日、午後に、茉祐子ちゃんからラインあったの~~、君からお誘いだって…。」

そのメッセージを見た瞬間に凛久、いきなり頭を掻いて、
「そっか~~。そういう…。」

すぐさままた侑里から、
「…で…???…まだ、茉祐子ちゃんから私には何もないけど…。」






薫子と茉祐子~その愛~   vol.193.   茉祐子、全然頭から消えない凛久。

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