バツイチ。
子ども1人。
この年で喪服を持っていなかった。
身近で亡くなった人って今まで居なかった。
彼氏のお通夜のために
喪服を買いに行った。
母が付いて来てくれた。
「本当にお通夜に参加するんだ。」
彼が死んだことが
本当のことのように感じできたら
涙が滝のように流れ、
母も一緒に泣きながら選んでくれた。
黒のパンプス
左右サイズを違うパンプスを持ってレジに行っていたことに気づき、(ちゃんと両足履いてサイズ感を見てから行ったのに)
母と涙流しながら大笑いした。
母が来てくれてよかった。
それと、息子の黒い服を買って帰宅した。
いつもは無地の服なんて嫌がって着ない息子。
今まで洋服選びに苦戦していた息子が
「最後のお別れに行く服はこれだよ。着れる?」と聞くと
静かにうなづいた。
何も言わずに着てくれた。
準備して向かった。
真剣に運転した。
葬儀会場まで1時間半。
ちゃんと運転した。
ちゃんと運転してた。