むふふ・・・萌えというより燃えなセリフの話しです(*´ω`)
今から10年以上前に放送された、
仮面ライダーカブトで、
一話まるごとつかって、
「俺たちは友達じゃない」を
証明する回があったんです。
少し記憶が遠いまま書きますよ・・・
水嶋ヒロ演じる主人公は、
謎のオトコとして登場しました。
パーフェクトヒューマンで、ニート。みたいなキャラ設定(笑)
対する熱血のカガミくんは、
謎の主人公に反発しながらも、
同じ敵と戦ううちに信頼していくんです。
かわいいですよね・・・
だんだん「友達だよな♪」という気分になっていくカガミを、
主人公は冷たく突き放す。
なんでだよ!!同士だろー!
そしてエピソードを重ね、
カガミはやっと理解する。
「そうだ、俺たちは友達じゃない・・・」
それに気づいた瞬間に
ふたりの間に本当の絆が生まれる。
その演出が素晴らしいなと思いました。
考えてみてください。
「子供番組」なら、
一話丸々使って、
「俺たちは仲間だ」「仲間がいるって素晴らしい」
そういう描き方をすると思いませんか?
だけど命がけの戦いをする彼らは
背景に成すべきことへの覚悟があって、
だから仲良しごっこじゃいけないんですよ。
この仮面ライダーカブトは、
イケメンも登場するのですが、
イケてるのは顔の造形じゃない!
群れを統率するハチだったのが、
落ちぶれて地獄兄弟として登場する兄貴とか。
イケスカナイおぼっちゃまが、後半ピュアさを炸裂させるとか、
ネタのようなキャラたちの中に、
癖のある色気や味があったように感じます。
仲間ってすばらしいかもしれません。
でも、仲間を本当の意味で敬うとき、
そこにあるのは甘えではないのでしょう。
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