90歳のおばあちゃんが運転するクルマが、
歩道に突っ込み、子どもが死傷するという
痛ましい事故が起きました。
90歳ながら、日ごろから乱暴な運転をしていたようですが、
これから超高齢化する社会、こういう人も増えそうで、
どうすればいいのか、ちょっと考えてみましょう。
電車など移動手段が充実している都会ならともかく、
地方ではクルマなしでは、生活できません。
四国のウチのおやじも、
85歳になっても、クルマ運転してますし、
まだまだ元気なので、運転に支障がないようにも思えます。
できれば、ずっと運転していたいと思うのが人情でしょう。
ところが、残念ながら、人間の体は衰えてきます。
自分の例ですが、目を患っていて、
緑内障で少しずつ少しずつ、視界が狭まってきています。
人間は両目で見ることの差異でもって、
距離感や幅をセンサーしてるのですが、
その視野狭窄のために、微妙に狂ってきてるのです。
階段を下りるときにも、足元が不安ですし、
クルマを運転しているときには、
車幅感覚が、これまでになく確実じゃありません。
左折するとき、ガードレールによりすぎて、
側面をこすりそうになるときがよくあります。
これまで以上に慎重な運転が必要だと痛切に感じている次第です。
目を患ってなくても、人間、齢をとると、
知らず知らずのうちにも、いろんな機能が衰えてきます。
頭の中では、以前の運動能力の自分のままでも、
体は、じつは思った通りに動いていないことが多いのです。
大切なのは、その衰えを強烈に自覚することでしょう。
事故を起こした90歳のおばあちゃんは、
自分を過信しすぎてしまったんですね。
そして、その衰えを見極めて、
どこかで免許は返納するという決断が大事かもしれません。
「クルマは走る凶器」とも言われますが、
人にコワイ思いをさせないためにも、
高齢者の思い切った判断が、みんなして大事になってくるのです。
その代わりになる「地域の足」の整備とか、
「自動運転」の可能性とか、
クルマ社会の激変は予想されますが、
まずは、自分の頭ではなく、体で考えて、
免許を返納する勇気が問われているのだと思います。