歴史に残るであろう南北首脳会談。
微笑みを絶やさない韓国のムンさんと、
満面に笑みをたたえた北朝鮮のキムさんと、
手を握り合ったり、抱き合ったり、
見ててホッとしました。
キムさんの一時しのぎの戦略だとか、
これまで何度も裏切ってきたので信じられないとか、
本当に「非核化」できるのか、これからの実行次第とか、
うがった見方はいろいろ出来るんでしょうが、
スタート地点に立ったということで、
まずはヨシとしておきましょう。
さて、「非核化」を目指すというアメの代わりに、
北朝鮮は何を得たのでしょうか。
おそらくは喫緊の課題である経済制裁の解除と、
同胞である韓国からの経済援助です。
国民が食うことすらままならない状況に、
さすがのキムさんも頭を下げたということでしょう。
そもそも、こういう会談まで持たれるようになった原因は、
北朝鮮が、核を開発したり、
それを乗せて飛ばすミサイルを開発したことです。
強い国になることが、先祖代々の悲願だったのかもしれませんが、
国民の苦境を顧みることなく、
国際世論の風圧も跳ね返し、
多大の金と労力を投じて、開発に邁進したのでした。
それを今回、断念することによって、
経済的な援助を受けようとしてるわけですが、
逆な見方をしてみれば、
最貧国も、国民を犠牲にしてでも核開発をすれば、
それを人質にして援助を受けられる可能性があるということです。
それを真似する国が出て来るのではないか、と
一瞬、心配になりました。
「非核化」そのものが、そうそう順調に行くことはないだろうと、
おおかたの予想するところでしょうが、
北朝鮮のやり方に学ぶ国が出て来るかも、という
思わぬ余波も計算に入れる必要があるかもしれません。
はたして、歴史の分岐点になりえるか、
いろいろな意味で、重要な今後の展開となりそうです。