伊坂幸太郎さん。
単行本だろうと文庫化だろうと新刊が出れば買います。
なので、同じ本が家にはたくさんあります。
文庫本に至っては「あ♡出てる!!」と思い、
購入すると既に家にある、
なんてことも一度じゃない。
ってぐらいに好きです、
ということが言いたかった(笑)
(いや、これは私の記憶力の悪さを露呈してるだけ?!)
本屋大賞にノミネートなんですってね。
発売されてすぐ買って、
温めてたんですけど、
早く読まねばとブックカバーをつけました。
伊坂さんはやっぱり天才やなと思う。
全ての伏線とも思えない言葉や出来事にも意味があって、
最後に活かされる。
どんどん回収されていく痛快さ。
バラバラのパズルのピースがハマっていく嬉しさ。
ただ、今回のお話は救いようのない悪が多く出てくる。
どんなに人間の優しさや温かさの素晴らしさを訴えても、
理解できない悪、
サイコパス、
そして、その悪に虐げられる弱い立場の人。
途中読んでいて辛い場面も多く出てくる。
ただその中で、
絶対の信頼と強さと絆を持つ双子。
そして、それを支える女の子。
ハッピーエンドかどうかは人それぞれ。
もう少し救いがあってもよかったかも。
ただ、そんな劣悪な環境の中で「人を思いやる」ことができる風我と優我と小玉。
それは強さで希望なのかも。
数年後に読んだら、
感想も変わるかもなー。
伊坂さんの本の中では読みやすいかなと思う。