最近4回の日曜朝練は追い込む練習ではなく、技術的な練習をしている
レースが無い今、参加者のペダリングスキルがレベルアップ出来ればいいなと
内容は”踏まずに進む脱力ペダリング”
以前からよく一緒に走る仲間には「自転車は踏んでも進まない、踏まなかったら速く走れる」と言い続けているが、それを体感してもらおうという趣旨
自分の考えでは”踏まずに進む”が自転車の基本中の基本
これが出来ていなければ1000年練習しても速くはなりません
残念ながら、本などで自転車の乗り方がまともに書かれているのを見たことがない
本に書かれている事を1000年やっても全く速くはなりません
何故か?書いている人は出来ている人だから
ん?意味がわからない?
本に書かれているのは、上手くペダリング出来ている人が、良いペダリングの結果から分析した事がほとんど
正確には、結果を述べているだけだから、かな?
「なに訳のわからない事言っているの」っていう声が聞こえて来そうだが、それが事実なのです
ダメな典型は「どこどこの筋肉を使う事を意識しよう」みたいな
筋肉は意識して動かす時点でダメ、筋肉は自然にというか勝手に動きます
筋肉を使っている感覚がゼロなのが理想
特定の部位の筋肉が疲れる人はチャリ歴ウン十年でも初心者レベルです
”ポジションがどうのこうの”や”前乗り 後乗り”ってのもペダリングの基本とは関係無いですね
上手く乗れていれば、多少破茶滅茶なポジションでもそこそこ走れる
基礎が出来ている人にはそれも大事なことなのだが、根本はそこではありません
因みに、”踏まずに進むペダリング”というと、”踏むペダリング”はダメで”回すペダリング”が良い、と思うかもしれないが、そうではない
”踏むペダリング”と”回すペダリング”、どちらも有効なのです
そして、どちらのペダリングも使える方が圧倒的に有利
ただし、どちらのペダリングも踏まずに進まなければダメ
踏むペダリングなのに踏まない?
なかなか理解されないでしょうね(笑)
でも、それが事実なのです
自分的には”踏むペダリング”の方が深い前傾をとりやすいので、平坦でのブラケットエアロポジションやTTポジションで多用している
因みに、深い前傾をとった時にハンドル荷重になるようでは”踏まないペダリング”は全く出来ていません
これは体幹の強さの問題だと思うかもしれないけど、実は脱力してそのポジションがキープ出来るような重心のコントロールが出来ているかどうかの問題なのです
いくら体幹が強靭でも拷問的に体を使ったのでは5分も耐えれません
平坦とは反対に、激坂は100%”回すペダリング”を使っています
自分の激坂での”回すペダリング”は独特?で、アマチュアでやっている人は少ないでしょうね
独特というのは意識の問題なので、見た目ではあまり違いがわからないかな?
ヒルクライム中、このペダリングで上っていると、「楽そう」とか「ペダルが軽そう」って言われることは多いですね
「上りできつく感じる事あるの?」なんて聞かれることもあるけど、全力で上ってきつくない訳ないでしょ(笑)
”踏むペダリング”も”回すペダリング”も、要は脱力して踏む意識をゼロにする事
ただし、意識するのは足ではなく体全体の使い方
あえて言えば「足を上げる」だが、足で足を上げるのではなく、上半身の使い方で勝手に足が上がるように
これが出来なければ”脱力ペダリング”は出来ません
何を言っているのかわからない?
わかるまで考えましょう!
わからない人は一生速く走れません(笑)
良い機会なので、長々と自分なりのペダリングの考え方を書いてみました
自分には特に優れた才能があるわけではないけど、県内屈指レベルの脳筋な若者たちと何とか一緒に遊べるのは、この”踏まずに進む脱力ペダリング”のお陰だと思っております
まあ自分のペダリングや考え方は、完全に自己流なので、正しいかどうかは知らんけど(笑)
この自己流なペダリング技術の事を、朝練メンバーに説明しても中々理解してもらえません
理解してくれたら速くなると思うんだけどね〜(モッタイナイ)
と思っていたら、飲み会のスター選手のジョーが理解してしまったかな?
まだ荒削りだけど、後ろから見ていると完全に理解している走りに見えますね
いや〜、仲間が成長するのは嬉しいっすね〜
でも”踏まずに進む脱力ペダリング”の基礎を理解したからといって、実はやっとスタートラインに立てたくらいなんです
そのくらいペダリングは奥が深いのです
自分的には、3週間同じペダリングをしていたなら退化しているのと同じ、と思っています
なので今のペダリングは、レースで勝ちまくっていた2〜3年前と比べると全くの別物で、別人レベルに上手くなっているはず
それでも未だに理想には程遠く、多分1000年続けても理想には到達出来ないでしょう
だから面白いんだけどね