教室はまちがうところだ | みみぴちがってみみぴいい

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本文はここから



今日は 小学校の読み聞かせボランティアの日でした。

今日 ワタシがチョイスしたのは こちら。



教室はまちがうところだ/子どもの未来社
¥1,575
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小学校の教諭だった方が書いた詩だそうです。

まんまの掲載は 法律的に違法だそうですから

途中までを掲載しますね。

絵描きの嫁 yukoちゃんアドバイスありがとう!!


気になって読みたい方は 本をどうぞ!



教室はまちがうところだ
               まきた しんじ

  教室はまちがうところだ
  みんなどしどし手を上げて
  まちがった意見を 言おうじゃないか
  まちがった答えを 言おうじゃないか

  まちがうことを おそれちゃいけない
  まちがったものを ワラっちゃいけない
  まちがった意見を まちがった答えを
  ああじゃあないか こうじゃあないかと
  みんなで出しあい 言い合うなかで
  ほんとのものを 見つけていくのだ
  そうしてみんなで 伸びていくのだ

  いつも正しくまちがいのない
  答えをしなくちゃならんと思って
  そういうとこだと思っているから
  まちがうことがこわくてこわくて
  手も上げないで小さくなって
  黙りこくって時間がすぎる

  しかたがないから先生だけが
  勝手にしやべって生徒はうわのそら
  それじゃあちっとも伸びてはいけない

  神様でさえまちがう世のなか
  ましてこれから人間になろうと
  している僕らがまちがったって
  なにがおかしいあたりまえじゃないか

  うつむきうつむき
  そうっと上げた手 はじめて上げた手
  先生がさした
  どきりと胸が大きく鳴って
  どぎっどきっと体が燃えて
  立ったとたんに忘れてしまった
  なんだかぼそぼそしゃべったけれども
  なにを言ったか ちんぷんかんぷん
  私はことりと座ってしまった

  体がすうっと涼しくなって
  ああ言やあよかった こう言やあよかった
  あとでいいこと浮かんでくるのに


  それでいいのだ いくどもいくども
  おんなじことをくりかえすうちに
  それからだんだんどきりがやんで
  言いたいことが言えてくるのだ
  はじめからうまいこと言えるはずないんだ
  はじめから答えが当たるはずないんだ

  なんどもなんども言ってるうちに
  まちがううちに
  言いたいことの半分くらいは
  どうやらこうやら言えてくるのだ
  そうしてたまには答えも当たる

  まちがいだらけの僕らの教室
  おそれちゃいけないワラッちゃいけない
  安心して手を上げろ
  安心してまがえや
  まちがったってワラッたり
  ばかにしたりおこったり
  そんなものはおりゃあせん

 

うちの娘へのラブレターだなぁ と思って買った本です。

今回 これにしたので家で練習してたんだけど 聞きながら何度もみぃが呟く。


これ みぃのことだなぁ

そうそう みぃはそうなんだよなぁ


そんなみぃの呟きをながら練習した昨夜 笑



大事なことは なんでもかんでも間違えろってことじゃない 笑


間違ってる人を笑わない 馬鹿にしない

考え方が違う人を認める 解からないことは直接聞く

人と意見を交し合う そうして心を通わせあう

そういうクラスを作っていこうって 先生からの生徒へのラブレターだ。


これは決して 子供のための詩じゃない 笑

ワタシにも滲みた。ワタシにとったって ラブレターだった。


ワタシは どこでも 誰にでも どんなことでも たいがいのことは

質問したり 意見を言ったり 反論したりできるほうだと思う。

だけど 違う意見を聞き入れる器や 違う価値観を認めきる器は 小さい。

自分の価値観を 貫ききる度胸や覚悟も 薄い。


自分の軸 自分の核 自分の原子を

大事にしてこそ 人を大事に出来る。



その練習をする場所が 子供にとっては教室。

大人になると なかなかないけれど 笑

ワタシの場合 友達だったりブログだったり通ってるスクールで

学ぶ場があるし 正反対の夫との生活も 修業の場だ 笑



間違っていいから 伸びていこう。

大人も子供も。


そう思いながら 読んでいる本です。