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「明日ね 先生お休みなんだって。
おばあちゃんが死んじゃったから どっかいくんだって」
みぃから夜聞いた話。 担任の先生のおばあちゃまが亡くなったらしく 忌引きってことよね。
最近の学校は そういう大人の事情とかをしっかり子供に話してくれるんだな。
昨日 ぴぃが小児科での受診中。 聴診器で聞き終わった後 先生がベッドに寝ころんでって言った。
来週で4歳になる息子は 納得しないことには質問をする子供だ。
「え?なんするの? ボク なにするから寝るの?」
大人気のその小児科は 10畳ほどの待合室に入りきれなくて外まで並んでるほど混雑してた。
流れ作業で診察? てくらいの混みっぷりだったんだけど 院長先生はぴぃの目をみながら
「お腹の音を聞いたり お耳を見たりしたいんだ。 ぴぃくんが寝転んでくれてると
先生それがやりやすいんだ」
と説明してくれた。 そしたら 納得した息子は黙って従った。
虫歯だらけの息子は 毎週歯医者さんに通っている。 その治療の中で
水を掛けられるっていうのが大嫌い。 泣き喚いてた理由は その水が嫌だからだって気付いたらしい。
そして 先生に毎回 「今日 水やる?僕あれが嫌なんだけど」 と説明してる。
毎回だ。 そのたびに 先生がお水をかけるけど とってもそっとかけるとか
今日はかけないから大丈夫だとか ちゃんと話してくれてるらしく 先生との間に信頼関係が生まれてる。
最近の 大人な大人は 子供に対してとっても礼儀正しいと思う 笑
子供なんだから我慢しなさい とか 子供は黙ってろとか 子供は知らなくていい
っていう部分あるけれど その部分が小さく小さくなっている。
ワタシも こんな時代に子供をやりたかったな と本気で思う。
それくらい ワタシは大人が押さえつけるっていうことに過敏な子供だったから 笑
もちろん 納得させられた以上 今度は逃げることもできない。 今の子供たちはね 笑
それはそれで 自己責任が大きくのしかかる生活だなっておもうけれど いい訓練だ 笑
うちもどっちかっていうと 何でも説明してる家庭だ。
ワタシが出かけるとかってのも 子供が遊んでる間にそっととかない。 なんでも説明する。
納得させてきた。 それでも納得できなくなって泣いたり怒ったりすると
「自分でそれでいいって言ったでしょ」 とか言って 責任の半分くらいを子供に渡してる 笑
そう書くと なんてひどい親だろうと思うけれどね。 実際 そういうことの連続だ。
騙さないけど 厳しい。 誤魔化さないけど きつい。
なにがいいとか解からないけど ワタシは個人的に子供は黙ってろっていう圧力みたいのが
ほんとにやだった。 だから 子供があとでどう感じるかは別問題としても
なんでも説明して っていう対等な社会の流れがいいなって思いながら見ている。
子供が大人の事情を受け入れてる瞬間に出会うと 大物だなーーって感動しちゃうけど
そういう子供が増えてるんじゃないかな。 と思う。
それくらい 学校も子供に触れてる仕事の人たちも 子供の自尊心を守りながら接してる人が多いと思う。
エジプト時代からの名言
いまどきの若い者は って感情が大人から消えない大前提があるにしても
こういう社会から大きくなる子供たちが大人になって どういう社会を構築するのかなって興味がある。
まあ その頃にはワタシはあっちに行ってるけれどもね・・・