オカマ劇団に入団した 処女乙女 美紀のラブストーリーです。
徹夜明けの朝は 美紀の期待を裏切って 薄暗い一日の幕開けだった。
家以外で朝を迎えるのは 一人で行った短大の卒業旅行以来。
一人で迎えたあの2回の朝と違って 髭を気にするオカマのレイラと
2日寝ていないくたびれきった ニセモノのオカマ 健次郎だった。
寝不足と 過激な一日での疲労に包まれた美紀の脳は 一枚幕がかかったようで
色々な思考も刺激にも 鈍さを持っていた。
普段 美紀が自分の心をかたどるドレープを 会話と言う方法で 表に出すことは少ない。
言葉にすることは 美紀にとって心に不要な色を塗り 固めてしまうことだった。
言葉に縛られてしまい 本来の色を失ってしまうのではないかという恐怖感があるのだ。
けれど この場所で 偏見や軽蔑をされることや 感覚の違いを非難される心配がないと
美紀は 確信に近い自信を持っていた。
苦しみは いつか誰かに優しく出来るため って言うけど そんなの違うと思うの。
苦しみは 苦しみだもん。 抜け出るまで苦しみなんだもん。
その痛さを自分の中で 濾過できるかどうかだって 誰にも自信なんて ないと思う。
濾過したからって それが優しさにする必要も ないはずだし。
苦しみは 自分のものだし 優しさも自分のものでしょ。
してはいけない人に 同情しちゃったとしても された人が自分で解決するものだわ。
した側がいつまでも 縛られていても救われないよ。
劇団がなくなったら ワタシは自分の居場所がなくなっちゃうって 自分のことばっかり
心配する自分が 嫌いだけど だからって ワタシのために誰かが犠牲になるなんて
もっと嫌。 自由にいながら 寂しくない関係が 欲しいだけ。 でも それが難しいの。
美紀が ぽつりぽつりと 言葉を発するのを 2人は黙って聞いていた。
シルビアが そっと美紀の隣に身体を移した。
俯く美紀の頭を撫でながら 髪に口づけをした。
レイラは 立ち上がると 帽子を被り 彼氏が心配だから ちょっと出るわ と言った。
眠気と疲労と 心の深部を曝け出した恥ずかしさが 全て消し飛ぶほど
美紀はレイラの行動に怖気づいた。 どうなるんだろう?
ふと 隣で美紀の髪を撫で続ける男の顔を覗き見したら 奇妙な安心感が宿った。
この安心感を 美紀は恋 と名付けた。
顔と心を引き寄せられて 初めてした口づけは 煙草の匂いと溜息が入り交じっていた。
押してくれたら もっと大好き ← なんの告白か不明・・・
小説始めてから 初の コメント欄開放キャンペーン。
この小説に っていうか ← この物語は 自分でもちょっと下手だなって思い知らされただけ 笑
もし 過去のもお読みいただいていたら その中で
好きだったキャラとか 物語とかありますでしょーーか
勇気を出して みなさんの声 聞いてみような みみぴです。
お手柔らかに┐( ̄ヘ ̄)┌
初体験まで 書いてねーーぢゃんって つっこみは なしね 笑
いつか 書けるかしら?? 性描写 笑