小説★コンビニえんすな ストアー | みみぴちがってみみぴいい

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このネタ 書いた気がするけど また書いていいのね?? ラッキー




『あんた 何買うの?』  レモンが気だるそうに太郎を見上げた。


『なにって、、、 何でもいいでしょ。』 うんこ座りをしたままのレモンを見下ろして


遠慮がちに反発してみる。


おもむろに立ち上がったレモンは 太郎が手に握り締めた財布めがけて蹴りを入れた。


昨年の誕生日プレゼントにレモンがくれた アルマーニの財布が 


コンビニエンスストアーの 入り口に敷かれたマットまで 弧を描いた。




『自分用にホットコーヒーと レモン用にカルピスを・・・』


『今夜はカルピスの気分じゃないの。それを言おうとしてるのに なんで


 逃げるみたいにしてんのよ。まともに話も出来ないじゃない。』


『そか。 ごめん。』


わかればいいのよ。とレモンは太郎の左腕にぶら下がるようにしがみつき


『カルピスソーダが飲みたいの』 と 微笑んだ。




きっと 今日もレモンはお財布も携帯も 持ち歩いてはいないのだろう。


そして 夜中になると 終電が行ってしまったと 悲しげに瞳を曇らせるのだろう。


『しょうがないな。かあさんには 俺が電話しとくよ』


と 携帯を取り出す自分が 容易に思い描ける。





仕方ない。 血のつながりはないが 俺たちは 兄妹だ。


レモンの気持ちには 気づかないフリをし続ける運命なのだ。





財布を拾って パンパンとはたくと


『ワタシがあげた 大事な財布をたたくなっ!!!』 とレモンが頭をはたいた。




こいつが 妹でなかったら・・・???


憎らしくて殺すだろうか。

それとも いとしすぎて気が狂うのだろうか。




数万回繰り返した問いを自分に投げかけそうになり 思考にブレーキをかけた。



太郎は レモンの頭をちいさく小突いて 


『お前が汚したんだろ。 俺は 持ち物でこれを一番大事にしてるんだぞ』




そう言ってから


『いつもの通り ポッキーと飲み物とアイスでいいか?』


と 何か呟くレモンに問いかけた。


『ワタシの欲しいものは ここには売ってないから それだけで勘弁してやる』




そういうと レモンは一人で雑誌のコーナーに歩いていった・・・・







ブログねたで ミニ物語書くのって どう? 笑


書いてるほうは 面白いから 何回か続けます 笑


質問しといて 宣言かよ  あははははは「