13年前に
乳癌と宣告された時は
超ショックだった
ガンに罹ってしまったという
苦悩はあったが
入院してみると
周りはガン患者ばかりで(病院だから当たり前か)
自分だけじゃないんだ
と気持ちが楽になった
入院したのは
夏の盛りの8月。
治療の合間に
同部屋で仲良くなった人と
納涼床に出かけたり
(もちろん担当医の許可をもらって)
初めて見る
五山の送り火に
魅了されたものだ …
不思議だけど
入院生活を
エンジョイしていたと思う
さて…
患者さんは十人十色というか
実に色々な人がいたけれど
お医者さんは更に色々だった。
お昼ごはんも食べず
毎日、毎日、ほとんど休まず
懸命に治療に当たる
献身的なお医者さんもいるかと思えば
患者より
自分の出世を優先しているとしか思えない
「白い巨塔」みたいなお医者さんもいた。
あの人、この人、あの事、この事…
それぞれに、いい思い出になっているし
今に繋がる病友というか、友達もできている。
さて、その時の担当医が
今に続く私の主治医なのである。