第1話はこちらから → ★
いつものようにキャラ崩壊、設定無視などございます。
かなりのお目汚しとなりますが、それでも宜しければ。
君の名を呼ぶ 第16話 【完全版】はこちら → ★(フォレストの別サイトのページに飛びます)
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あ、でもちゃんとしたサイトですし、お話はちゃんと読めますのでw
18歳未満の方、大人表現が苦手な方はこのまま読み進めていただければ
お話的には何の支障もありませんので、どうぞ。
暫くの間、二人で寝転びながら庭を眺める。
沖田は背中から抱きしめ、今胸元にいる冴に声をかける。
「冴?」
「なぁに?」
冴を仰向けにさせ、指と指を絡めて、布団に組み敷き、口付けを落とす。
冴は顔を紅潮させながらもそっと目を閉じ、沖田に応えようと舌を絡ませる。
ゆっくりと口付けを味わうように、時折湿った音を鳴らせながら、二人は互いを緩やかに求めていく。
音を立てて口を離した沖田。
潤んだ瞳で蕩けそうな表情を浮かべる冴を見て満足げにクスリと笑う。
そして耳や頬、首筋まで口付けが降りてくる。
「やっ…!そ、総司、待って!」
「何?」
「何…するの?」
眉根を寄せる冴が沖田に問いかける。
「冴を抱きたいんだけど」
「ちょ…ちょっと待って!あの…あのね!わ、私そういうの…ホント初めてで!」
沖田の言葉に慌てふためく冴。
「知ってる」
何も気にしない様子の沖田は首筋に舌を這わせる。
「っ!緊張するし…!あ、そう…そうだ!外から丸見えだし!閉めたいし!」
「誰も来ないよ」
冴の耳元で呟き、耳も舐めとっていく。
「ん…っ!そんな…私が困るから!!」
くすぐったさから身を捩るも沖田に組み敷かれていて、上手く動けない。
「冴、大丈夫だから。僕に預けて?」
真摯なその瞳に冴は泣きそうになる。
「私…、きっと…総司を気持ち良くなんて…出来ない」
眉根を寄せて恥ずかしそうに申し訳なさそうに言葉を零した。
「冴…好きだよ?冴は?」
「…総司が…好き」
「よく出来ました」
クスリと笑った沖田は冴の口元に口付けを添えた。
戸惑いながらも沖田を受け入れた冴。
沖田はそんな冴を想いが伝わるよう強く、優しく、抱いた。
二人が溶け合う感覚に溺れ、互いの心は満たされていく。
着物を緩く纏って後ろから抱きしめる沖田にもたれている冴。
二人して、庭をぼんやり眺めていた。
「冴。僕、今までよく我慢出来たと思わない?褒めてよ」
「…うん」
「それだけ冴を大切に想ってたってことだからね?わかってる?」
「…うん」
「冴?」
顔を覗き込んだ沖田。
冴は目から今にも溢れそうな涙を浮かべて庭を見つめていた。
「…幸せだなぁと思って。人斬りなんかやってるくせに、好きな人に抱かれるとこんなに幸せな気持ちになるんだって」
目を伏せると大粒の涙が頬を伝った。
「…」
沖田はその涙の筋に口付けを落とした。
「…総司。ありがと。いつも、ありがと」
「…どういたしまして」
沖田を見上げた冴に口元に笑みを浮かべながら、冴を強く抱きしめた。
「あ!総司、そろそろ屯所に戻らなきゃ」
思い出して身体が跳ねる。
「まだこうしていようよ」
「駄目だってば!土方さんに怒られちゃうし!」
「いいじゃない」
「よくない!」
抱きしめる腕から逃れようと身を捩りながらもがく冴。
「冴は真面目だね。まあ、いいか。帰ってから屯所でも冴を抱けばいいんだし?」
「…えー…」
クスクスと笑う沖田に、冴は少し呆れたような言葉を出した。
「僕はいつでも冴が欲しいと思ってるよ」
「…困る…」
眉根を寄せて恥ずかしそうな冴。
「これからもっと教えてあげる。もっと気持ちよくさせてあげるから」
沖田はそう告げた途端に耳に舌を這わせる。
「…やっ!…困る!」
「何で?」
「…これ以上、総司を好きになったら困る」
眉根を寄せて沖田の目を見つめる。
「…そんな可愛いこと言ってくれるんだ。もう一回ここでしようか」
冴の言葉に眉を上げて、クスクス笑いながら布団に雪崩れ込む沖田。
「やだ!無理!帰る!」
冴は顔を紅潮させながら、身を捩り、沖田に訴えた。
「どれだけ僕が我慢してたか、冴はまだまだわかってないよ」
「そんな…」
「…僕はまだまだ冴が足りない」
眉根を寄せる冴にニヤリと笑って、口を塞ぎ、舌を割り込ませた。
全ての戸を閉め、家を出る二人。
家を見渡して冴は「いってきます」と声をかける。
「…また帰ってこれるかな?」
寂しげに笑う冴。
「また二人で来ればいいじゃない」
「…うん!」
沖田の言葉に頷いて笑顔を零した。
「…今、不逞浪士たちに会ったら勝てる気しない」
足腰に重いものを感じている冴が、苦笑いを浮かべ言葉を零した。
「…何で?」
沖田がにやりとした表情を浮かべる。
「言わない!分かってるくせに」
「大丈夫。冴は僕が守るから」
怒り口調の冴に笑いかけながら手を取り、指を絡ませ歩いていく沖田。
そんな沖田の表情を見つめ、胸に広がる温かいものを感じながら沖田の笑顔に応えた。
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我慢出来た