特別捜査密着24時の妄想小説です。
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この小説のヒロインちゃんは浅野修介さんと恋人です。
何分、ガッツリ書くのは初めての特捜妄想小説ですので、
お目汚し、キャラ崩壊が多々あると思います。
汚されたくない!って方はブラウザバックでお願いします。
あくまで私の妄想ですので、ご理解ください。
それでも宜しければ是非。
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翌日。
私たち二課も含めて犯人を押えようと10数人がプールでの控え室に集まっていた。
「配置、手順については話したとおりだ。皆配置につけ」
待機していた部屋から順々に出て行く。
「皆、日差しが強いから熱中症に気をつけろよ」
桐沢さんが気遣ってくれる。
二課は皆水着着用の監視員と同じTシャツとハーフパンツ姿だった。
(よかった、水着姿のままじゃなくて)
「何でこんな天気のいい暑い日によりによって仕事でプールにおらなあかんねん」
天王寺さんが嘆く。
「そうですね~。早く終わったらひと泳ぎしたいですよね!」
瑛希くんが応える。
「おい、克之。ちゃんと仕事しろよ?」
花井さんが横目でちらりと睨む。
「こうも誘惑が多いと仕事に支障が出そうですが。。。
それにしても…夏目さんの水着が見れないことが残念で仕方ないですね。
どうです、開放的になりませんか。脱がして差し上げましょうか」
近づいてくる京橋さん。
「結構です!」
後ずさりする私。
「嫌がられると脱がしたくなりますね。。」
更に後退りしていると誰かにぶつかり肩を掴まれた。
「浅野さん?!」
「京橋さん。。。そろそろ時間」
「仕方ありませんね。配置につくとしましょう」
全員が部屋から出たあと、二人きりになった私たち。
修介の指に少し指を絡ませて、
「ありがと」
と小声でいうと、
頬に軽くキスをくれた。
「気をつけて」
「うん、修介も」
それぞれが配置についている。
私は流れるプール横の監視台から双眼鏡を使って容疑者を探していく。
こんな茹だる暑さの中での捜査は集中力が低下しがちになる。
(やっぱり家族連れが多いな。。)
(こんな場所で取引なんてありえない)
(早く捕まえて安全なプールにしないと)
気合を入れなおす。
『容疑者発見。現在A3地点。中央横のパラソルが沢山置いている場所、
C5地点に向かっていると思われます』
インカムから情報が入ってくる。
「容疑者、確認しました。監視続けます」
現場に緊張が走る。
天王寺さんと花井さんの連携で取引現場は抑えられ、
一時緊迫したプールも時間がたつにつれ、安堵の雰囲気が漂った。
配置の近くにいた瑛希くんが近寄ってくる。
「案外早く終わったね」
「それでも4時間はきつかったかも」
監視台から降りる私。
「ああ、もうそんなに時間が経ってたんだ。
こうさ、ビールでキューっと喉を言わせたいよね」
「わかる。今日は皆でモンステかもね」
互いに笑いあう。
インカムを外しながら、ふと流れるプールに目をやると
明らかに泳ぎ方がおかしいうつ伏せに浮かんでいる子供がいた。
(あの男の子…溺れてる?!意識ないかも!)
「瑛希くん、これ!」
インカムを瑛希くんに渡して流れるプールに飛び込む。
「華ちゃん?!」
子供に辿りついて仰向けにすると顔は真っ青になっていた。
「キミ!大丈夫?しっかりして!」
急いでプールから引き上げる。
「声が聞こえる?しっかりして!」
大声で呼びかけ、軽く肩を叩くも反応はない。
気道を確保するも同じく反応がない。
(人工呼吸と心臓マッサージ…!)
すると修介が駆けつけきた。
目で合図して修介に心臓マッサージは任せる。
人工呼吸をしていく。
(お願い!!助かって!!!!!)
後ろで女性の悲鳴が聞こえたが、多分母親だろう。
瑛希くんのなだめる声も聞こえる。
「瑛希!救急車は!」
修介が大声で問いかける。
「まだ来ません!ここから近い場所なのですぐ来るとは思います!」
「戻って来い!頑張れ!!」
男の子に呼びかける修介の声が辺りに響いた。
(お願いっ!!!)
周りの皆が全員祈るような気持ちでその様子を見ていた。
私にはとても長い時間に感じた。
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次が最後になります。
宜しくお願いします。
みふゆ