日本のサービスの根底にあるもの~有名ホテル等の食材偽装問題を受けて~ ①はじめに | mi-column(ミコラム) ~時事ニュースから社会を読み解く~

mi-column(ミコラム) ~時事ニュースから社会を読み解く~

法律事務所職員(福祉系NPO法人担当)が
話題の時事ニュース(主に法律・社会・福祉関係)を中心に、
実(み)のあるコラム記事を発信します!(^▽^)/


 10月下旬から11月半ばにかけて、有名ホテル・百貨店等の食材偽装が、連日のように報道で取り上げられました。

 この一連の騒動は、阪急阪神ホテルズが「提供している料理の食材表記に誤りがあった」と発表したことにつき、マスコミが大きく取り上げたことが発端でした。その報道を受け、各地のホテル・百貨店・飲食店においても同様の食材偽装があることが次々に発覚し、それはみるみるうちに全国的な広がりをみせ、遂には飲食業界全体が問題となるところにまで話が拡大していきました。

 日本中の人々の関心を強く惹きつけた一方で、行政・業界の対応は過剰に感じられる部分も多く、一般消費者の立場からすると「そもそも、一体何がどのように問題であったのか、今ひとつ分からない」という思いを抱いた方も少なくなかったのではないかと思います。特にマスコミの反応を見ていると、様々な論点を無分別に報じていることが多く、本質を見失っている傾向があるようにも感じられました。

 ここ最近になってこの話題も一定の落ち着きを取り戻してきましたので、ようやくこの問題を冷静に捉えることができるようになってきたといえるでしょう。そこで、食を取り巻く現状を深く分析し、この食材偽装、そして日本のサービスの根底にある問題とは一体何であったのか、じっくり探ってみたいと思います。


 

 →次回:日々の食の安全を守る「食品表示制度」について考察します。