いろんな事が解ってきて、内省する毎日。


我が子の思春期、“親は金だけ出して口出すな”って、どこで聞いたんだか忘れちゃったけど、そうしようと思う。不登校経験させちゃって、だいぶ出遅れたけどね、多分、まだギリギリ間に合うと思うから。

娘ちゃんを信じて、私は自分自身を喜ばせてあげなきゃね。来週はカラコンを買いに行くんだって。私は一人映画のプレミアムシートを予約した。


私は『母親が“母親”として機能しないまま育った子供』だった。私、よく生きてこられたなぁ…。ほんとにタフだった私。

娘ちゃんも、よくここまで育ってくれたな。私、頑張ったな、誰も褒めてくれないけど。でもね、16歳の可愛い愛しい娘ちゃんの存在そのものが私の生きてきた成果だと思う。もう、いいんだな。終わったんだな。“母は去られるためにそこにいなければならない”って言葉をかみしめたい。

娘ちゃんの小さい頃の写真整理はじっくり時間をかけてやるぞ~。


今日、散歩してたら向かいから来た自転車のママさんが泣いてた。

カフェに入ったら70過ぎのおじいさんの笑顔の眩しいこと。

人の生命は限りがある。

私が就職して、たびたびバニラアイスを父に買って帰ったのは、父の喜ぶ顔が見たかったから。『おいしい~!』って素直に喜んでくれた。夕飯の私の手料理も『おいしい~!』って。私の手編みカーディガンは『あったか~い!』って。あのカーディガンも母が捨てたんだろうな。

そういえば、定年退職した時に封筒にまとまったお金を入れてくれた。中に一筆『望んでいる事は早く身を固めて欲しい、幸せを掴んで欲しい、それだけです。』ってあったな。もちろん、その一筆書きは宝物。

そういう、私を幸せにしてくれるモノで身の回りを固めればいいのよね。


今日、夫からカーネーションの花束をもらった。小さいのね。毎年、何故かもらう。私、あなたの母じゃないけど…。なんか笑える。ま、いっか。