キッチンの片づけをしていて、次から次へと出てくるお弁当箱の数々あんぐりざっと20個ほど。

そっか、思い出した。幼稚園のころから娘が『お弁当を食べられない』と泣くので、お弁当箱を変えてみたり、お箸を変えてみたり、スプーンにしてみたり。おかずもなるべく好きなものをいれて、おにぎりにしてみたり、サンドイッチにしてみたり、スープにしてみたり…。ランチョンマットも季節ごとに手作りして雰囲気を盛り上げようと工夫していた私。あの努力は何だったんだろう泣き笑い

今になって理解できる。ずーっと前から、幼稚園に入る前から社交不安障害だったんだな。会食恐怖症って、本にあったな。

少しづつ幼稚園に慣れて、いろいろと体験して、自己肯定感が高まっていく様子を見て、お弁当も完食できる日が増えていった。

小学校に上がって担任の先生が厳しいときはまた食べられなくて、家に帰るなり泣きながらお弁当の残りを食べてた。『残しちゃいけません、食べるのが遅いって怒られた』らしい。次の日は保護者会。先生にやわらか~く直談判しちゃった私。娘のメンタルが弱いのはわかってたから守ってあげたかった。『私も子供の頃は食が細くて似ちゃったんだと思います。ご面倒おかけして申し訳ありません』と笑って伝えてみた。次の日からは残しても何も言われなくなったようだ。

中学に入学してコロナ渦のランチタイムは黙食。緊張からか完食する日は少なかったな。中二の秋頃から全く食べられない、水筒も一滴も飲めない日が出だしたっけ。どうしてもっと早く気づいてあげられなかったかと私自身をせめてしまう。

懐かしい過ぎ去った思い出たち、抱きしめてあげたい!私も娘も頑張りすぎてた。もうそんなに頑張らなくて大丈夫だよ!

娘にラインしてみた。

 母 お弁当箱がたくさんあるけど、どれを残すか決めちゃっていいかな? 

 娘 いいよニコニコ

不登校の現実を受け入れられるようになってきた私。夫はまだまだ『前みたいにお友達と一緒に教室で…』とか言ってる真顔この温度差はどうしたらいいものか…。

そういえば私、母に抱きしめてもらった記憶ないな。