山田 兎ワンマン@野毛ボーダーライン 2017.8.24
この酒場でのライヴには他ではないおまけがついてくる。
それはと言えば…、
告知にライブスタート時間20時とあるが、開場時間が書いてない。
せっかちではないが私は18時半には到着し、近くを散歩し19時過ぎにハコ入り。
するとこれからリハが・・・、そう、リハが聴けるという早く行った人だけへのおまけという訳だ。
サウンドチェックがメインで客には聴かせたくないと思うのだが、「山田 兎」はいやな顔もせず今夜演るであろう曲を少しだけ音出し確認をする。
私は背を向けてメモ帳を取り出しあえて邪魔しないように、聴いてないふりをしている。
奥のカウンターの中のマスターと合図を交わす。フ~ン、リハってこんなことするのか…。
30分近いチェックが終わるとポツポツとお客さんが到着し、それぞれいつもの定位置に陣取る。
殆どが「関東方面の親戚(兎談)」と呼ばれる常連さんで、雰囲気はごく家庭的と言わざるを得ない。
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セットリスト
1.コーヒーブルース(高田渡カバー)
2.ONEMIKE ONETAKE
3.真夜中のギター
4.メゾンときわ
5.あなたのボッサ
6.てのひら
7.自分らしさなんて
8.ユートピア
9.じゃんけん(木村保志カバー)…カバー曲の中でも大のお気に入り。
何年かぶりに旧友木村に連絡がついて、カバー動画アップのことを一言伝えたという。楽しみ!
ーIntervalー
10.Bomb Bar 長谷川…「(タバコで)ヤニ色の壁際に立てかけたヤイリのギター…」目に浮かぶ状況。今回一番聴きたかったナンバー。
11.ライブマン…昨年末にできた音源のない曲、
12.アジアの黄昏…定番の代表的名曲で9分弱の大作。
13.CLOCK BLUES(インスト)
14.風のライダー
15.ロンリコ…初期の曲で今思えばよく書けたと思い返す。
16.ぶっこわせ…激しい曲で50メートル走終えた気分
17.Are you ready?…旅の唄「旅の準備はできたかい?」
18.Through the midnight
ーEncoreー
19.ロマンティックな僕ら…「牛乳石鹸」「ファミマ」などの固有名詞が、自然に歌詞に入ってる親しみやすさ、澤藤さんのリクエストを演ってくれた。
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何て素晴らしいライヴなんだろう!っていつもながら口にしてしまう生「山田 兎」。
好きな人にしかわからないワンマンならではの満足感。
この夜もご一緒し、時には京都、姫路へも追っかけ、今夜19回目のライヴという山田兎関東応援支部長?、澤藤弘子さん。他の多くの関東の親戚と呼ばれる常連さん、そしてミュージシャンとしても聴くべきと「ぽていと」と私の勧めで聴きに来た「西行美咲」、みんな同じ気持ちになったと思う。
実をいうと私は、自分の好きな音楽が別のミュージシャンにどう聞こえるのかを訊くのが楽しみである。
初聴き美咲さんは、毎日筆絵を詞と共にSNSへ投稿しているほど言葉を大切にしているミュージシャンで、最大の関心事である大先輩の詞にさすがに驚く。
愛だの恋だの言わなくても、一番簡単な言葉の「好きだ」と言わないのに好きなことが伝わって来るような描写だという。難しい言葉は使ってないのに何でその言葉を選んで使っているのだろうか…。
大いに勉強になったに違いない。
細かい歌詞からあらゆる風景が浮かび、紙芝居の絵のような情景描写が続いていく。
今夜も最初から最後までじっくり聴かせる楽曲のオンパレード。
おまけにそれから4日間は行きたいライヴの予定を全てキャンセルし、未だになかなか消えない余韻に浸っている。ライヴ聴いて二日目まで余韻が残っているなんて初めてのことだ。
まさに「山田 兎」は京から心の唄を運ぶ吟遊詩人。
聴いた人が一様に、「あんな近くでゆったりと聴けるなんてありえない」というふた月振りの贅沢ライヴ。
今回の関東遠征は一回しか聴けなかった。しかし事前リクエストが通じたのか、どうしても聴きたかった曲も聴けたので更に感慨深い夜になったのかもしれない。(終)
【あとがき】
①一年3カ月ぶりにブログに投稿した理由は、FBでは文章があまりにも長いし、FBをやっていない方にも見ていただけると思う。
またかなり個人的な好みが含まれているから、FBよりも自由なことが言えそうなブログの方がいいかなって思う次第。でもどうしても音楽は好き嫌いがあるので、好みが出るのは当然なので仕方ない。
②「ずっと」や「三条のスタバ…」などあげるときりがないお気に入りの聴きたい曲の数々。今回聴けなかった聴きたい曲を列挙するだけでもう一本のライヴができてしまうほどの曲数。次回も今から楽しみで仕方ない…。
③次回最も聴きたい、みんなに聴いて欲しいのは、震災による原発事故後の福島の風景を唄う、「シロツメクサが咲いていた」。ホント名曲中の名曲だと思う。
All photos by Masaharu Hyodo







